国学院久我山・高下耀介の投球フォーム。2019年夏の甲子園では、前橋育英(群馬)との1回戦に先発し、被安打9、3奪三振、3四死球、5失点(自責は3)で完投した。130キロ台のストレートに加えて、スライダーやチェンジアップを低めに制球して打たせて取るタイプだ。

身体的な特徴を生かした技巧派

 高下の特徴の一つが「ストレートがジャイロ回転気味だったこと」と指導に当たった尾崎直輝監督。安定しない球筋が打者を惑わせていた。さらに、188センチの長身と長い手足を持つ身体的特徴を生かすため、スリークオーター気味のフォームを追求していった。

写真/ベースボール・クリニック

 入学時から行った肩甲骨周りの柔軟性を高める取り組みは、投球からくる「上半身への負担軽減」という障害予防が一つの狙いだった。ただ、その効果はパフォーマンス向上の面にも威力を発揮。最大外旋位で自然と胸が張れることで、より打者寄りのリリースポイントを獲得した。

 さらに、尾崎監督は「間(ま)をコントロールすることに長けていた」と評価。片脚立位姿勢からステップするまでの間。ステップ足を着地してからリリースするまでの間を、1球ごとの変化させることで打者を幻惑した。自身の体をコントロールする感覚が、身体的な特徴を生かすフォームにつながった。

高下耀介(たかした・ようすけ)
東京都・国学院久我山中出身(麻生ボーイズ)
188cm85kg/右投右打

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