毎年恒例のスポーツカード大賞! 今回もディーラーズ座談会で決定します。連載第3回は、「直筆サインカード部門」ベースボールカード編をお届けします。

〈参加ディーラー〉
佐伯 篤(SAトレーディング)
田村亮一(ミント神田店)
高橋高弥(ミント立川店)

 カードファンの皆様、1年ぶりのご無沙汰です!

 かつて「スポーツカード・マガジン」誌上で、2008年から行われてきたディーラーズ座談会も、とうとう12回目を迎えました。カード界のご意見番・佐伯篤氏を司会に、ミントからは、すっかりお馴染みとなった神田店の田村亮一店長と立川店の高橋高弥店長が今回も招集に応じてくれました。この顔合わせは2年連続2回目ということで、すっかり息の合った3人が繰り広げたトークバトル。

 平成から令和に変わった2019年を代表したのは、果たしてどんなカードなのか? 時おり脱線を繰り返しながらも、なんとか感動(?)のフィナーレを迎えた座談会の模様をお伝えします。全14回連載の第3回は、直筆サインカード部門ベースボールカード編。皆さん、鳥肌にご注意を!

〈これまでの連載〉

ルーキーが大豊作!

佐伯 さて、次は【直筆サイン部門・ベースボールカード】です。例年候補が多いベストサインカードも、今年から野球とその他カードで部門が分かれました。

田村 サイン部門は毎年一番の豊作なんですけど、まずは「平成」に封入された高橋由伸ですね。これは2005年の巨人チーム別で実現した、交換券でもらえる50枚限定の直筆サインカード以来ということで、インパクトは絶大でした。この1枚が欲しくて何カートンも買っているコレクターもいたわけですから。

佐伯 結構、枚数も多く入ったんですよね。

田村 今回は30枚でした。あとは時系列で挙げていくと、「1stバージョン」では根尾昂と藤原恭大、村上宗隆と清宮幸太郎のコンボサインがありましたし、BBMのチーム別では、春先は大人気だった長野久義と背番号1に変わった鈴木誠也のコンボサインが広島に、まったくのノーマークから2人でチームを引っ張った近本光司と木浪聖也のコンボサインが阪神に、それぞれ封入されました。エポックで挙げるとすれば、「スターズ&レジェンズ」で広島のユニフォームでは初となる江藤智のサインがとうとう実現しました。「巨人85周年カード」では斎藤雅樹、桑田真澄、槙原寛己の3本柱のトリプルサインが豪華だったし、OBクラブものでは大魔神・佐々木主浩のサインも久々でよかったと思います。

佐伯 本当に豊作ですね。

田村 まだまだありますよ。久々ということでは、BBMの「インフィニティ」で呂明賜の2回目のサインが封入されましたし、そして、忘れちゃいけないのが、「ルーキーエディションプレミアム」。吉田輝星、藤原、根尾といった注目ルーキーたちの直書きサインが、このアイテムにだけ入ったんですよね。しかも結構な枚数があったんですけど、直書き版のサインは後にも先にも、BBMにもエポックにも、このブランドにしか入っていないというルーキーが、彼ら以外にも多かったんです。これはすごく意義深かったし、よく実現できたと思います。ここは評価したいですよね。

 そんな目白押しの候補の中、何が一番よかったかというと、ベストアイテムのところでも言いましたが、だれか一人というのではなく、2019年のルーキーサイン全般ということになるのかなと。根尾、吉田、藤原、近本、木浪、甲斐野央、太田椋、中川圭太、辰己涼介。この座談会でもすでに何度か彼らの名前は出てきていますが、こんなにルーキーの名前がスラスラ出てくる年は、なかなかないと思います。しかも、そのうち半分は開幕するまでノーマークだったわけですから、これはすごいことですよ。彼らは間違いなく、購入のモチベーションになってくれました。

佐伯 私もルーキーで考えていて、その中では根尾が一番だと思っています。結果としてはプロの壁に苦しんで、一軍の試合にはほとんど出られませんでしたが、いまでも根尾のサインを欲しがるファンはいますから。結果を残していないのにもかかわらず、1年間これだけ高い期待値をキープし続けたという点は評価していいし、珍しいことだと思うんです。その他では、エポックの「OBクラブ25周年カード」に入った長嶋茂雄さんのボールサインカードですね。

高橋 あれは1枚限定でしたよね。


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