毎年恒例のスポーツカード大賞! 今回もディーラーズ座談会で決定します。連載第8回は、気上昇中の女子カード部門をお届けします。

〈参加ディーラー〉
佐伯 篤(SAトレーディング)
田村亮一(ミント神田店)
高橋高弥(ミント立川店)

 カードファンの皆様、1年ぶりのご無沙汰です!

 かつて「スポーツカード・マガジン」誌上で、2008年から行われてきたディーラーズ座談会も、とうとう12回目を迎えました。カード界のご意見番・佐伯篤氏を司会に、ミントからは、すっかりお馴染みとなった神田店の田村亮一店長と立川店の高橋高弥店長が今回も招集に応じてくれました。この顔合わせは2年連続2回目ということで、すっかり息の合った3人が繰り広げたトークバトル。

 平成から令和に変わった2019年を代表したのは、果たしてどんなカードなのか? 時おり脱線を繰り返しながらも、なんとか感動(?)のフィナーレを迎えた座談会の模様をお伝えします。全14回連載の第8回は、近年ぐんぐんと存在感を増している女子カード部門。皆さん、鳥肌にご注意を!

〈これまでの連載〉

「変化球」で決まり!?

佐伯 次は、比較的地味な【サブセット部門】です。

田村 サブセットは難しいですから、まず高橋君に任せましょう。

高橋 私の中では3つ候補がありまして、まず日本ハムチーム別の「EARLY IMPACT」ですね。雑誌の表紙のようなデザインなんですけど、これはシーズン序盤に達成した記録がカード化されていて、記録カードとしてここまでクオリティの高いものは過去にあったのかなと思えるくらい、カッコよかったです。

佐伯 さすが、“ミスター記録”ですね(笑)。

高橋 単純な記録達成カードの一歩上を行っているデザインだったと思います。

田村 雑誌風のデザインのカードはこれまでにもありましたけど、それを記録カードに取り入れたのは、たぶん初めてでしょうね。

佐伯 私も斬新だったと思います。使われている写真が、記録達成の試合の写真だったのもよかったですよね。

高橋 裏面のコメントも、もちろん充実していました。続いて、中日のチーム別に入っていた「D’s EMBLEM」です。これを入れた理由としては、NBAカードのパニーニ「スペクトラ」というシリーズに「ヘッドクオーター」という、これと同じように顔が大写しになったカードがあって、世界的にも大人気だったんですよね。その「スペクトラ」が発売された直後に、日本でも「D’s EMBLEM」が出たので、さすがBBMは世界のトレンドを見ているんだなと感心しました。

佐伯 それは買いかぶりすぎじゃない? 日本でそう思っているのは、たぶん1人だけですよ(笑)。

田村 BBMが見ているんじゃなくで、デザイナーさんが見ているということだろうと思いますけど(笑)。

高橋 このカードも裏面のコメントが充実していたのでよかったです。あとは、ロッテのチーム別に入っていた福浦和也さんの「LAST VOYAGE」。これは私が福浦さんのファンだということを抜きにしても、記念のカードとして十分に素晴らしかったと思います。ルーキー時代の写真から始まって3種類あったんですけど、そこもポイントとしてあげておきたいですね。

田村 日本ハムも中日もデザイナーさんのセンスがいいから、何を作っても出来はよくなるんですよね。そんな全体的なクオリティも上がっている中で、一つだけもっと特徴的なサブセットがあったじゃないですか。

佐伯 ほう、なんでしょう?

田村 オリメン!!

佐伯 オリックスのイケメン選手を集めたカードですね!(笑)

田村 このカードは、むしろインパクト部門がふさわしいかもしれないですけど、あのデザインは誰得? きちんとオリ姫たちの手にいき渡ったんでしょうか(笑)。

佐伯 これだけですか?

田村 はい。オリメン一択! でも、あのカードで見ると、山岡きゅんのイケメン具合がよく分かりました(笑)。

高橋 広島出身の山岡泰輔選手ですね!(笑)。

佐伯 私は王道ですが、「FUSION」の始球式カードです。東京オリンピックを意識したラインアップもよかったと思います。

高橋 むしろ、始球式カード部門はなくていいんですか? 前回の座談会でそんな話題も出たので、たくさん話ができそうだと、楽しみにして来たんですけど(笑)。

田村 始球式は、女子カード部門でたくさん出てくるんじゃないですか(笑)。

佐伯 女子はもちろん、男子も豪華メンバーでしたよね。きちんと「2ndバージョン」の始球式カードから続き番号になっていて。
田村 むしろ始球式カードがレギュラー扱いで、他の野球カードのほうがサブセットだったりしません(笑)?

高橋 2019年の始球式カードは「2ndバージョン」と「FUSION」を合わせて、39種類出ているんです。

佐伯 2020年はめざせ50種類ですね!

田村 近い将来、始球式カードの「1stバージョン」と「2ndバージョン」が出て、坂本や誠也がサブセットで入っているような商品もできたりして(笑)。

佐伯 「FUSION」について言えば、レギュラーの半分近くが始球式カードでもいいくらいだと思いますよ(笑)。

高橋 他にも始球式をしているのに登場していなくて、カード化が期待されている方たちもいたと思いますからね。

佐伯 神宮で始球式をしていたアパホテルの社長さんとか、入れてほしかった(笑)!

高橋 ほしいですか(笑)?

佐伯 分かってないなあ。入っていることに価値があるのよ(笑)。もしサイン版まで入ったら、喜ばれると思いますよ。だって、サインをもらえる機会なんて、まずないんだから。

田村 確かに始球式カードはもっと増やして、始球式だけで「FUSION」くらいの商品を作ってほしいですけど、現実問題として、それぞれの窓口に一つ一つ申請して、実際にカード化の許諾を取っていくのは、こちらの想像以上にものすごく大変なことなんだろうと思います。申請してもNGというケースだって多いでしょうし。

佐伯 でも、トライはしてほしいですよね。

田村 現状だと始球式を評価するところがないという意味では、サブセット部門の1位は始球式になるんですかね。ここは本来、結構遊ぶところなんですけど。ちょっと前に、ソフトバンクのチーム別に入っていた観音様とか(笑)。

佐伯 遊びは大切だから、他のカードでもいいと思いますよ。始球式はど真ん中のストレートなので。

田村 候補に上がったものは正統派が多かったですし、変化球ということで「オリメン」にしましょうか! ああいう遊び心を忘れてほしくないです。

佐伯 いいですよ!

田村 本当にいいんですか(笑)?

☆サブセット部門☆

山岡泰輔(オリックス) ORIMEN

BBMオリックス・バファローズ2019

画像: 「変化球」で決まり!?

「あのカードを見て、山岡きゅんのイケメン具合がよく分かった」(田村)

▷▷▷次回は、女子カード部門です!


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