BBMカードの編集担当が制作の裏側をお届けするこの連載。今回は、4年目を迎えたBリーグカードがテーマです。1年前のこのコラムに出演した「営業Hさん」が再登場。インサートカードを充実させるためのやり取りを公開します!

「今回も3段階はほしいよね」

 Bリーグは盛り上がりを増して4年目のシーズン中。そしてBリーグカードも、おかげさまでともに歩んで4年目を迎えています。

 前シーズンのBリーグカードでは、インサートカードに盛り込んだこだわりがとにかく好評でした(ありがたい限りです!)。だからこそ、今回のテーマは「前回超え」。

 2018−19シーズン版が発売されたすぐ後に、印刷会社の営業Hさんに「新しいアイディア、いまから練り込んでおいてくださいよ!」とお願いしていました。そこから、HさんとBBMのBリーグカード担当チームで、1年にも渡る終わりなき話し合いが始まったのです。

 そんな2019年の秋のある日の打ち合わせの席。各々が好き勝手に意見を出し合いながら(あるいは、わがまま放題で?)、ああでもない、こうでもないと頭を悩ませていたのは相変わらずでした。

 一昨年のインサートカードは、デザインは変えずに色替えを施した3段階で展開しました。昨年はデザイン違いの3段階に進化しました。そんな話の流れから生まれたのが、「今回も3段階はほしいよね」というプロジェクトチームの総意。話があちこちに脱線しながらも、方向性だけはしっかりと固まりました。

ご当地パラレル!?

 すると突然、次々に建設的な意見が噴き出してくるから面白いものです。

「昨年のホログラム紙と金箔を使用した〈Franchise〉は分かりやすくキラキラしてカッコいいし、とても人気があったからこれはシリーズ化してみようか」

「銀紙の風合いとチームカラーをマッチさせて、エンボス加工を採用した昨年の〈The Contenders〉は見た目もきれいだし、これをベースに作ろうよ。このエンボス加工を使ってパラレル版で面白いことできないかな」

 そんな何気ない一言が呼び水となって、デザイナーさんを深く悩ませるようなアイディアが続々と出てくることになります。基本デザインは変えずに背景を変える? その背景を各クラブで変える? なんならその土地のモチーフを入れてご当地色をアピールして、しかもそれをエンボスで表現しちゃう? ご当地パラレル! いいねそれ!

 という感じで、話はどんどんふくらんでいきました。ただ、「その土地のモチーフ」が複数クラブで重なってしまったり、わざわざ説明しないと分からないものになるかもしれなかったりと悩ましい問題に直面していくのです。ご当地パラレル、難しいか…。

 しかし、方向を変えることで見えるものもあります。「やはり、基本に戻ってクラブカラーを大事にしよう」がそれでした。しかも、いつものメーンカラーはもちろんのこと、セカンドカラーとでも言うべき「もう一つのカラー」をしっかりとアピールすることが原点回帰となり、そして同時に新しいイメージの構築にもつながっていく、ということに気づき、それを差し色に使ったパラレル版をデザインしていくことに決まったのです。

 営業Hさんが色校正を届けに来てくれた日、会うなり目を輝かせて「インサート、全部いいです! 特にパラレル版はすごくいいですよ!」と興奮気味でした。あまりの前のめりな報告にうまくリアクションが取れなかったことを正直に告白しておきます。お許しください。

 でも、カラフルな配色が生きた、最高のパラレル版になりました!

2020−21へのアイディア

 でも、それだけで満足はしたくありませんでした。インサートカードの仕様が見えてきたところで、「それはそうと、このインサートレベルの直筆サインカードを作りたくない?」という意見が出てきたのです。

 この一言が、今回のBリーグカードの目玉とも言えるカードの誕生につながりました。シルバーをベースにしたマット調は、高級感を醸し出すのにぴったり! さらにプレー写真とプロフィール写真のアップを組み合わせたデザインも美しく、ぜひとも集めてほしい1枚になりました。プロ野球カードではお馴染みのインサート直筆サインカードですが、Bリーグカードとしては初登場、集めないわけにはいきませんよね!

 営業Hさんのおかげで今回も本当に良いカードを作ることができました。次回もまた制作させていただけるように、いまからまた新しいアイディアを一緒に練りましょう(笑)! どうやら実はもう次のアイディアがあるみたいで…頼もしい限りです!

画像: 今回も登場した「営業Hさん」

今回も登場した「営業Hさん」

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