25日(日本時間26日)にアメリカ・フロリダ州キシミーで行われるWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチの前日計量が24日、午後5時から行われ、チャンピオンの伊藤雅雪(横浜光)、9位の挑戦者、ジャメル・ヘリング(アメリカ)そろって一発でパスした。

上写真=伊藤(左)は200g、へリングは100g。それぞれアンダーで1発パス

 

 オーランド市内のホテルで行われた計量で、伊藤は129.4ポンド(58.7kg)、ヘリングは129.6ポンド(58.8kg)でリミットの130ポンド(58.9kg)をクリアした。

技巧派サウスポーのへリングを、伊藤はどう攻略するか

「いままでで一番いい練習ができたし、体重の作り方もよかったので、まったく問題ないです。しっかりKOできたら、新しい機会も見えてくると思います。相手はすばらしい選手ですけれど、やってきたことを信じて。これから体重を6から6.5㎏くらい戻したらちょうどいい感じかなと」

 と、笑顔で好調ぶりを語る伊藤は、2012年ロンドン五輪代表という肩書きを持つヘリングと対面した印象について、「もうちょっと大きいかと思っていたけれど、並んでみたらそんなにでしたね。でも細いし、腕も長いしで、いい体型をしていると思いました。左ボディと左アッパーには気をつけます」と語った。

勝者との統一戦を望むWBC王者ベルチェルトをはさむ。伊藤は勝ち上がれば、自身が望むビッグマッチの階段を昇っていける

 今春トップランク社とプロモート契約を結び、本格的に世界戦略に乗り出した伊藤にとって、今回のV2戦を乗り越えた先には統一戦やビッグマッチなど、さらなる夢がある。この日、計量会場には勝者との統一戦を熱望しているWBC同級チャンピオンのミゲール・ベルチェルト(メキシコ)も姿を見せた。

「日本で戦っていたら、ベルチェルトとはできないと思う。だからアメリカで戦っているので。僕が求めている試合ができていくっていうのはほんとうに、よけいに夢が見られますよね。トップランク契約1戦目。それをしっかり意識しながら、気負わず試合したいと思います」

審判を下すのはオレだ! “The Judge”のニックネームを持つ伊藤は、裁判官が持つ木槌を手に気合

 伊藤の戦績は27戦25勝(13KO)1敗1分。ヘリングは21戦19勝(10KO)2敗。

 明日午後10時(日本時間26日午前11時)、決戦のゴングは鳴らされる。

江藤(右)は、無敗の元トップアマ、シントロンを破って、世界挑戦権獲得を目指す

 またこのアンダーカードのWBOスーパーフライ級インターナショナル王座決定戦に出場するWBO同級4位の江藤光喜(白井・具志堅スポーツ)は、114.6ポンド(51.9kg)で計量をクリア。同じく114.6ポンドでハカリを降りたWBO5位ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)と、次期世界王座挑戦権を争うことになる。シントロンはロンドン、リオ五輪に出場した技巧派のスイッチヒッターで、10戦全勝5KO。プロ11年目の江藤は、29戦24勝(19KO)4敗1分。2013年8月にタイでヨドモンコン・CPフレッシュマートを破る快挙も、WBA暫定フライ級王座は日本では非公認タイトル。2015年11月には当時のWBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)への挑戦に失敗しており、今回勝って世界再挑戦のチャンスをつかみたい。元トップアマの新鋭に、プロ叩き上げの勝負強さを見せられるか、注目したい。

文_宮田有理子 Text by Yuriko Miyata
Photo by Mikey Williams / Top Rank


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