WBA世界ライトフライ級スーパーチャンピオン京口紘人(25歳=ワタナベ)の2度目の防衛戦が1日、大阪市内のホテルで発表された。挑戦者は同級1位の久田哲也(34歳=ハラダ)。試合は10月1日(火)、エディオンアリーナ大阪で行われる。

上写真=王者・京口(左)と挑戦者・久田。ともに大阪出身の“浪速対決”だ

 2016年4月のプロデビュー戦、そして同年8月の3戦目と、地元大阪のリングで戦った京口だが、その後のさらなる活躍の場は所属ジムがある東京を中心としたもの。
「いつの日か、地元に凱旋して防衛戦をしたいと思っていた」と、3年ぶりの浪速リング登場に、胸を高鳴らせる。
 6月19日に千葉・幕張メッセで戦った初防衛戦は、ポイントこそ大差がついたものの、キャリアの浅いムエタイ王者タナワット・ナコーン(タイ)に手を焼かされた。自他ともに認める“ライバル”、WBC王者・拳四朗(27 歳=BMB)が、7月のV6戦でKO防衛を果たしているだけに、「オレも今度こそ!」の想いはかなり強いはずだ。

 トップアマからプロ入りし、わずか8戦目で最初の世界王座(IBF世界ミニマム級)を獲得。12戦目で2階級制覇を遂げた京口に対し、挑戦者の久田は、最近ではすっかりめずらしくなったプロ叩き上げの選手。2003年11月のデビュー以来、タイトルとは長らく無縁だったが、2017年4月に堀川謙一(39歳=三迫)と空位の日本ライトフライ級王座を争って判定勝ちし、初の王座に。5度防衛を果たし、このチャンスを窺っていたのだ。46戦目での世界初挑戦は、異例中の異例の出来事である。

ハラダジムとしては、原田実雄会長(右端)の子息で、現在トレーナーを務める剛志さんが1996年7月にダニエル・サラゴサ(メキシコ)に挑戦(7回TKO負け)して以来の世界挑戦だ。渡辺均会長(左端)率いるワタナベジムは世界戦慣れしている。セコンドワークも注目だ

「30歳を超えて、『もう諦めろ』という声も聞こえてきたけれど、頑張って耐えてきた甲斐がありました。ようやくこの舞台に立てる」と感慨深げな久田。おそらく、これが最初で最後の文字どおりワンチャンスとなるだろう。もちろん、久田にとって世界戦のリングに立つことが夢だったわけではない。

 約2年前、スパーリングで手合わせしたという両者。京口のアッパーカットと久田のフック。ともに得意とするブローが何度も交錯したそうだ。

 足を使ってアウトボックスというスタイルではない。相手を追って追って追いまくる両者。間違いなく、ガッチリとかみ合ったパンチの応酬が見られるはずだ。

京口:13戦13勝(9KO)
久田:45戦34勝(20KO)9敗2分

写真_植田洋介

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