WBA世界ミドル級 チャンピオンに返り咲いた村田諒太(帝拳)が1日、ジムで初練習を公開した。
写真上=カルロス・リナレス・トレーナーのミットに左フックを打ち込む

多くのメディアを前に会見する村田(左は帝拳ジム浜田剛史代表)

ビッグファイトへの焦りはない、と村田
ごく軽めながらシャドーボクシング、ミットを披露し、会見ではロブ・ブラント戦の満足と、今後の抱負を語った。
「自分自身もそうですが、ファンの人も、僕のボクシングを楽しんでくれたのではないでしょうか」
そして、今、さらなる功を焦る自分はいないとも。
「カネロ(アルバレス)や(ゲンナディ)ゴロフキンと戦いたいのはもちろんですが、そうでなくてもかまいません。ほかにも強い選手はいます。ほんとうのビッグファイトはもっと先でいいです」
自分のボクシングの到達した地点に自信があるからこその発言である。
文◎宮崎正博
写真◎菊田義久