2020チャンピオンカーニバルへの出場をかけた「最強挑戦者決定戦」のスーパーフェザー級が9日、後楽園ホールで行われ、日本同級2位の渡邉卓也(青木)が1位の源大輝(ワタナベ)に8回3ー0の判定勝ちを収めた。

写真上=渡邉の左が源にヒット

 今年いっぱいの閉鎖が明らかになった青木ジムで、キャリア47戦、30歳の最古参ボクサー、渡邉が執念を実らせた。堅いガードと多彩に繰り出す右で初回から主導権を握り、ポイントを重ねていく。強打を封じられた源は5回から足を使う戦法に切り替えたが、渡邉の攻撃を止めることはできなかった。判定は79対73、78対74、77対75で、ジャッジ3者とも渡邉に軍配を上げた。

 主に海外で試合をしてきた渡邉にとり、日本での勝利は3年ぶり。日本タイトル挑戦は悲願でもあったが、それさえも忘れるほど、この試合だけに集中してきたという。今回は指導陣に大竹重幸トレーナーも加わり、有吉将之会長との「三人四脚の贅沢な環境」(渡邉)で、新しいスタイルと源対策を練り上げてきた。

「この3人でやっていなければ、途中で心が折れていたと思う。練習の成果を実感しています」

 ジムの閉鎖に伴う今後の活動については、まだ考えていないという渡邉。「できるだけ早く、日本タイトルマッチに集中したい」と、複雑な思いを胸に再出発を期した。

文◉藤木邦昭
写真◉小河原友信

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