日本ウェルター級15位の高橋拓磨(ワールドスポーツ)は18日、東京・後楽園ホールでフィリピン・スーパーライト級9位のレオナルド・ドロニオと6回戦を行い、3回2分7秒TKO勝ちした。高校時代に全国4冠を獲得した高橋は、プロ転向以来5連続KO勝ち。

写真上=初回に2度ダウンした高橋は、3回に2度倒し返して逆転勝ち

 初回、ホールが凍りついた。思い切り振り回してくるドロニオの左フックをまともにもらい、高橋ダウン。立ったところに右から左を直撃され、再び倒れ込んだ。

「当たれば倒れる」と覚悟していたという高橋だが、ドロニオのパンチの伸びは想定以上。ただ、連打をまとめてこなかったことが高橋には幸いした。2回、強烈なワンツーで巻き返すと、3回はパワーパンチの応酬で互いにぐらつき合った末、左フック、右ストレートで2度倒し、逆転した。

 初体験のカットで左目蓋から血を滴らせ、安堵の笑顔を浮かべた高橋。破格の強打は誰もが認めるが「これからのキャリアを考えると、こういう試合はダメですね」と、危険な打ち合いを自戒。連続KOより、打たせない試合を目指す。

 アマチュア引退後、サラリーマン生活を経験も、崇拝する南京都高・東洋大の先輩、村田諒太の世界奪取に刺激を受けて24歳でプロ入り。「一戦一戦、勝つだけ。自分はまだまだなんで、下積みでしっかり実力をつけていきたい」。派手なKOとは裏腹に、堅実な目標を口にした。

文◉藤木邦昭
写真◉小河原友信

おすすめ記事

ボクシング・マガジン 2020年2月号


This article is a sponsored article by
''.