新型コロナウイルスの余波は、ついにこのビッグマッチにも──。4月25日(日本時間26日)、アメリカ・ラスベガスのマンダレイベイ・リゾート&カジノで開催される予定だった世界バンタム級3団体統一戦、WBAスーパー・IBF世界同級チャンピオン井上尚弥(大橋)対WBO同級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)の一戦も延期されることが17日、正式に決定した。プロモート契約を結ぶトップランクプロモーションのボブ・アラム氏が「3月、4月の同社興行の延期」を発表。これを受けて、大橋秀行会長も延期する旨を正式に公表した。

上写真=胸中は複雑なはずの井上尚弥だが、黙々とトレーニングを続けるメンタルの強さがある

 

 延期決定の報を受け、井上尚弥自身もSNSで「楽しみにしてくれていた全てのファンの方々、申し訳ございません」とファンへのお詫びから始まり、「新型コロナウイルスによる世界的な状況を踏まえれば、延期の決定を受けざるをえません」と、苦渋の決断を吐露。けれども、「中止ではなく延期という形になったので、カシメロを倒す準備を続けます。楽しみにしていてください」と、気持ちを切り替えて、トレーニングを中断することなく続けることを力強く宣言している。

 新型コロナウイルスの罹患者は、ヨーロッパ、アメリカでも増加の一途をたどっており、当面は延期後の日程も不透明な状況。先の読めない難しい事態で、時間は多少かかるかもしれないが、トップランク、大橋両プロモーションの動向、発表を随時待ちたい。

写真_山口裕朗
Photo by Hiroaki Yamaguchi

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