54歳になる元世界ヘビー級チャンピオン、マイク・タイソン(アメリカ)がエキシビションマッチを行うという。ただ、それだけで世界に大きな話題を振りまく。あらためて、タイソンの絶大なる存在感を知った。だからこそ、ボクシング・マガジン10月号のマイク・タイソン特集した。

上写真=良きにつけ悪しきにつけ、タイソンは常に主役だった

 20歳のタイソンが世界ヘビー級王座を手にしたのは、今から34年前。モハメド・アリがスターダムを去り、優秀なチャンピオンはいても、今一つ煮え切らなかったヘビー級シーンに突如、現れた剛腕に世界は熱狂した。その後、リング内外での紆余曲折がありながら、21世紀になるあたりまで、ボクシングの主役であり続けた。

 ボクシング・マガジン10月号では、タイソンという巨大な偶像に、さまざまな角度からアプローチする。都会にひそむ闇のようなその出身地、そして若き時代を過ごした地を取材したボクシング・マガジン元編集長、山本茂氏に極彩色の記憶をたどってもらう。世界ヘビー級チャンピオンの歴史ドキュメント『地上最強の男』を上梓された作家の百田尚樹氏に、過去の最強王者の歴史から見た、タイソンの立ち位置を。博覧強記のボクシングライター、粂川麻里生氏には、史上を飾ったヘビー級強打者のその原理を追及していただいた。

 さらに山口大介氏によるタイソンの経済学、アイアン・マイクを枕に、ファイタータイプの存亡について、ボクシング・アナリストの増田茂氏に焦点をあててもらう。日本を代表する強打者である浜田剛史氏、内山高志氏にもタイソン観を語ってもらった。ロサンゼルス在住の宮田有理子氏には、ヘビー級の現況とともに。ポスト・タイソンというべきニューフェイスの顔ぶれもピックアップしていただいた。

 2度の日本リング登場で起こった大旋風レポート、ボクシングに生涯をささげた老師、カス・ダマトも登場するし、タイソンの戦い方の基礎となったクラシック・ヒーローも企画に織り込んである。むろん、キャリアを総攬する大絵巻も当然ながらある。

 この一冊で、あらためてマイク・タイソンを楽しみ尽くしていただきたい。

写真◎ゲッティ イメージズ

ボクシング・マガジン 2020年10月号


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