5月24日、JAPAN SPORTS OLYMPIC SQUAREにおいて、今年11月に東京で開催される、スポーツ・フォー・オール(生涯スポーツ)の国際会議「第26回TAFISAワールドコングレス2019東京」の記者会見が行われ、メインテーマ「スポーツ・フォー・オール~伝統と革新~」やプログラムの概要、日本の運動会が体験できるスポーツアクティビティの実施などが発表された。

写真/BBM  写真右から3人目がTAFISA会長のJu-HO Chang氏、右隣が第26回TAFISAワードコングレス2019東京組織委員会会長の伊藤雅俊氏、写真右端が同組織委員会副会長の山口泰雄氏。写真左から2人目がTAFISA事務局長のWolfgang Baumann氏、左端がWUOC事務局長のMelanie Duparc氏

100か国以上の代表を含む500~600名の参加者を予定。
生涯スポーツ社会の実現に向けて課題の解決方法を検討

 TAFISA(The Association For International Sport for All:国際スポーツ・フォー・オール協議会)は、前身が1969年に発足し、1991年に正式設立した、現在、世界170か国・地域に330の団体が参加すスポーツ・フォー・ オール(生涯スポーツ)の国際統轄団体である。2年に1度、国際会議「TAFISAワールドコングレス」を開催している。
 26回目となる今回の「TAFISAワールドコングレス2019東京」は、11月13日から5日間にわたり、東京の都市センターホテルなどで開催される予定で、このたび概要を紹介する記者会見が行われた。

 日本での「TAFISAワールドコングレス」の開催は、1993年の第13回(千葉)に続いて2回目となる。主催はTAFISAと、日本の加盟団体であるTAFISA-JAPAN(日本スポーツ・フォー・オール協議会:構成団体は公益財団法人日本スポーツ協会、公益財団法人健康・体力づくり事業財団、公益財団法人笹川スポーツ財団、公益財団法人日本レクリエーション協会の4団体)。

 TAFISAは「これまでにないスピードで不活動が進行している中、身体活動を人々の生活の中に取り戻し、スポーツを通して喜びや健康、社会的なつながりと統合、コミュニティや世界中の都市の発展に資することを、スポーツ・フォー・オールを通して実現する考え」(Ju-HO Chang会長の話)をもっており、これに対してTAFISA-JAPANは、自治体同士がスポーツの実施率で対戦するワールドチャレンジデーに日本の数多くの自治体が参加するなど、TAFISAが実施するスポーツ・フォー・オールの普及・推進活動に積極的に取り組んできたという実績がある。

 11月に東京で行われる「TAFISAワールドコングレス2019東京」では、「スポーツ・フォー・オールの伝統と革新」をメインテーマとし、各国における伝統スポーツ・文化でだけでなく、新たなイノベーションにより、生涯スポーツ社会を実現していくことを目指して、各国の取り組みを紹介し、議論が行われる。また、生涯スポーツが各国でどのように推進されているのかについて「Happy Aging」「Made to Play」「Design Your Policy」「Building Communities」「Impact Through Innovation」をサブテーマとして、事例紹介とともに議論が進められる予定。

 組織委員会の伊藤雅俊会長は「この会議は一部の生涯スポーツ関係の方にしか知られておらず、日本における認知度はまだ低いが、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会の先を見据えて、多くの国民のみなさまに生涯にわたってスポーツを楽しむという理念に関心を持っていただき、各国における生涯スポーツに議論などに直接触れていただきたい」と、スポーツ関係者や地方自治体の関係者などにも、広く参加を呼び掛けている。

「東京こそがスポーツ・フォー・オールのムーブメントになる」

 今回のTAFISAワールドコングレスは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会を翌年に控えた東京での開催ということもあり、はじめて、オリンピック開催都市連合(World Union of Olympic Cities: WUOC) との合同イベントが実施される。
 WUOCは、オリンピックのレガシーを継続していくために「Smart Cities & Sport Summit」を毎年開催しており、2019年はTAFISAワールドコングレスとほぼ同時期に東京で行われる。合同イベントは14日に計画されている。

 WUOCとの合同イベントが決まったことで「TAFISAワールドコングレス2019東京」には世界100カ国以上の代表、つまり各国のオリンピック委員会の代表者やスポーツ関連省庁の代表者、国際競技連盟の代表者の参加が見込まれ、これまででもっとも大きな国際会議になると予想されている。
 TAFISAとWUCOの2つの組織による合同イベントはスポーツ・フォー・オールの推進において非常に重要なことであり、「(コングレス2019)東京こそがスポーツ・フォー・オールのムーブメントになる」と、TAFISAのWolfgang Baumann事務局長は期待を寄せる。

アクティビティとして日本の運動会を体験してもらう

 また「TAFISAワールドコングレス2019東京」は、2017年11月16日の韓国・ソウルの総会で採択された政策文書「TAFISAミッション2030」の進捗状況を確認する重要な会議としても位置付けられている。
「ミッション2030」は、国連のSDGsやユネスコのカザン行動計画など、世界で発せられている政策文書とつながりがある12テーマからなり、TAFISAでは2030年の達成に向けて、スポーツ・フォー・オールを通して取り組みが進められている。

●「TAFISAミッション2030」の12のテーマ:平和・開発・パートナーシップ、男女平等、教育、ソーシャルインクルージョン、プレイ&フィジカルリテラシー、活動的な都市、環境、文化遺産と多様性、ガバナンスとリーダーシップと誠実さ、コミュニティとボランティア、健康と幸福、経済効果とリソース

 そのほかに「TAFISAワールドコングレス2019東京」では、実際のアクティビティとして、日本の伝統文化である運動会を実施する予定。参加者同士の交流を図るとともに、日本の運動会が世界に広がることで新たなイノベーションとなることが期待されている。
 組織委員会の山口泰雄副会長は「今年からゴールデンスポーツイヤーズが始まりました。ラグビーW杯、東京2020は観るスポーツですが、今回のTAFISAワールドコングレス2019東京の開催により、観るスポーツからするスポーツへの広がりという、スポーツ・フォー・オール社会への実現、またスポーツによる地域創生というレガシーの構築につながることを期待しています」と述べて、今回の国際会議に込める思いを話した。

◯第26回TAFISAワールドコングレス2019東京
会期 2019年11月13日(水)〜16日(土)
会場 都市センターホテル

プログラムの概要と参加申し込み、ポスター発表の募集要項などは下記のサイトから。

 

This article is a sponsored article by
''.