前節の川崎F戦(●1-3)後に名波浩前監督が退任し、鈴木秀人新監督が就任した磐田。7月3日の天皇杯2回戦・ホンダロックSC戦(○5-2)に勝利し、6日に鹿島との一戦に臨んだ。

上写真=Jリーグでの初采配を振るう鈴木監督(写真◎J.LEAGUE)

■2019年7月6日 J1リーグ第18節
鹿島 2-0 磐田
得点者:(鹿)オウンゴール、小池裕太

「ポジショニングと役割を明確に」

 鈴木秀人新監督のもとでのJ初陣は、鹿島に0-2で敗れた。結果だけを見れば、完敗のようにとらえられるかもしれない。ただ、試合のスタッツに目を向けると、シュート数では14対3と圧倒。CKは3対0と、鹿島に一本も与えなかった。

 実際に、この試合で喫した失点は、セットプレーからのオウンゴールと、サイドから「クロスを狙った」(小池裕太)ボールがゴールネットに吸い込まれたもの。磐田にとってみれば、不運な2失点だったのかもしれない。

 鈴木監督はそのような試合を「立ち上がりから良い入り方ができた。アントラーズ戦に向けて、『こういうゲームをやっていきましょう』という狙いを、選手が非常によく理解して、積極的にトライしてくれた。そこは非常に良かった」と振り返り、敗戦の中にも手応えを得た様子だった。

 特に、指揮官が「選手のポジショニングと役割を少し明確にしてあげました」と言うように、選手同士の距離間が良く、出足の早さで鹿島に勝る場面を多く作った。鹿島に20本ものFKを与えてはしまったが、選手は球際で激しい攻防を繰り返し、果敢にボールを奪いにいった。

 鈴木監督が名波浩前監督の後を継いでから、まだ1週間も経っていない。依然としてJ1で最下位に沈み、「まだそんなに余裕はない」と心境を吐露する。

 それでも、試合前に「這い上がっていくためにみんなで一つにまとまり、最後まであきらめずに頑張っていこう」(鈴木監督)と話し、選手たちも奮闘した。まだトンネルから抜け出せない状況が続くものの、鹿島戦で手にした収穫と課題を次節以降で生かし、リーグ後半戦で巻き返したいところだ。

取材◎小林康幸

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