12月8日に、EAST、WESTともにリーグ全日程が終わった。両リーグとも優勝チームは決定(EAST=青森山田高校、WEST=名古屋グランパスU-18)していたが、残留争いは最終節までもつれ、来年度のプリンスリーグに降格する4チームが決まった。

上のメイン写真=EASTでは尚志高校と浦和レッドダイヤモンズユースが対戦。勝って残留を決めたい尚志から2点を奪った浦和が勝利。3位でシーズンを終えた (C)JFAnews/SMD

『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019』は12月8日、最終節となる第18節が行なわれた。第17節を終えた時点でプリンスリーグへの降格が決まっていたのがWESTの10位が確定していた愛媛FCU-18のみ。EASTは2枠、WESTは残り1枠となる降格枠回避に向け、熾烈な戦いが最終節まで繰り広げられていた。最終節の結果、EASTは9位の鹿島アントラーズユースと10位の尚志高校、WESTは愛媛に加えて9位のアビスパ福岡U-18のプリンスリーグ降格が決定した。
 なお、青森山田高校と名古屋グランパスU-18のカードとなった『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2019 ファイナル』は12月15日に埼玉スタジアムで、プレミアリーグ昇格をかけた『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2019 プレーオフ』は12月13日、15日に広島県各地で行なわれる。
 ここでは、「今節のピックアップ・ゲーム」として、EASTから尚志高校×浦和レッドダイヤモンズユース、WESTからアビスパ福岡U-18×サンフレッチェ広島F.Cユースを紹介する。

EAST Pick Up Game 
尚志高校 1-2 浦和レッドダイヤモンズユース

画像: 51分、55分とゴールを挙げた浦和の波田祥太(9)。「今日は本当に決められて良かったです。自分たち3年生の発信が足りないと(監督から)言われていて、そこを変えようと意識してやってきました」と試合を振り返った (C)JFAnews/SMD

51分、55分とゴールを挙げた浦和の波田祥太(9)。「今日は本当に決められて良かったです。自分たち3年生の発信が足りないと(監督から)言われていて、そこを変えようと意識してやってきました」と試合を振り返った (C)JFAnews/SMD

画像: 尚志は長身の1年生センターバック、チェイス・アンリ(38)を高いポジションで起用するなど手を尽くしたが及ばす。1-2で敗れ、最下位が決まった (C)JFAnews/SMD

尚志は長身の1年生センターバック、チェイス・アンリ(38)を高いポジションで起用するなど手を尽くしたが及ばす。1-2で敗れ、最下位が決まった (C)JFAnews/SMD

<指導者コメント>

仲村浩二・監督(尚志高校)
「初参戦した2011年のプレミアリーグは、ひたすら自陣のゴールしか見ていないようなゲーム内容で、起用した選手の数も非常に少なかったです。それに比べると、2度目の参戦となった今季はたくさんのメンバーを試合に出しながら、『ああやって攻めよう』と相手のゴールを見てのサッカーをすることができました。本当に得たものだらけの1年でしたので、またここに戻ってきたいと思います」

池田伸康・監督(浦和レッズユース)
「3位という結果にまで上がってこられたのは、本当に3年生たちの力だったと思います。僕から厳しいことも言われる中で悔しい思いもしたでしょうが、そこから本当に伸びてきてくれました。最後も3年生の波田祥太・選手が2点を入れたのは象徴的だったと思います。徐々にですが、少しずつやってきたことの成果が出た試合だったと思います」

WEST  Pick Up Game
アビスパ福岡U-18 4-3 サンフレッチェ広島F.Cユース

画像: 福岡は逆転勝利を収めたものの、9位という結果に。2ゴールでチームに勢いをもたらした福岡の石井稜真(9)は「自分たちが経験したプレミアの舞台を後輩たちに戻してあげたいです。来年は1年でプレミアに戻し、アビスパが強いチームになる基盤の年にしたいです」と目標を掲げる (C)JFAnews/SMD

福岡は逆転勝利を収めたものの、9位という結果に。2ゴールでチームに勢いをもたらした福岡の石井稜真(9)は「自分たちが経験したプレミアの舞台を後輩たちに戻してあげたいです。来年は1年でプレミアに戻し、アビスパが強いチームになる基盤の年にしたいです」と目標を掲げる (C)JFAnews/SMD

画像: 58分に勝ち越しゴールを奪った広島の影山兼三(8)。昨年度WEST王者の広島は5位でシーズンを終えた (C)JFAnews/SMD

58分に勝ち越しゴールを奪った広島の影山兼三(8)。昨年度WEST王者の広島は5位でシーズンを終えた (C)JFAnews/SMD

<指導者コメント>

井上孝浩・監督(アビスパ福岡U-18)
「他力ではありますが、自分たちが勝ち点3を積み上げるしか残留を達成できない条件の中、選手は素晴らしいゲームをしてくれました。ただ、リーグは1試合で決まる大会ではありません。年間を通じた力が問われる大会です。今年はシーズンを通して甘い部分や、徹底できていない部分が多かった。ここまで追い詰められた状態で最終節を迎えたのが、今の自分たちを表しているように思います。前回、プレミアリーグから降格した際は復帰するまで3年間かかりました。このリーグを戦うことが個人を鍛えるのに最も適した場所だと思うので、今度はいち早く戻りたいです」

沢田謙太郎・監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
「今日の試合で見せた相手の戦いぶりは称賛に値します。私たちは積極的に挑んでくる相手をうまくいなせていましたが、ゴール前での弱さが出ました。攻撃はすべてがゴールにつながるとは思いませんが、失点は防がなければいけません。失点の場面を振り返ると、1点の重みがまだまだ理解できていない気がしました。最後の4連戦で奪った勝ち点7という成績は優勝争いができるペースですが、こうした戦いを年間通じてできなければいけない。今年は、夏まで苦しいゲームが続いていたのが悔やまれます」

第18節 試合結果

EAST

尚志高校 1-2 浦和レッドダイヤモンズユース
柏レイソルU-18 7-4 流通経済大学付属柏高校
市立船橋高校 0-4 青森山田高校
清水エスパルスユース 2-0 大宮アルディージャU18
ジュビロ磐田U-18 0-2 鹿島アントラーズユース

WEST

アビスパ福岡U-18 4-3 サンフレッチェ広島F.Cユース
ガンバ大阪ユース 2-0 名古屋グランパスU-18
セレッソ大阪U-18 0-0 愛媛FC U-18
ヴィッセル神戸U-18 4-2 東福岡高校
大津高校 0-2 京都サンガF.C. U-18

順位表(12月8日現在)

画像1: 順位表(12月8日現在)
画像2: 順位表(12月8日現在)

出場チーム

EAST

青森山田高校(青森県)、尚志高校(福島県)、鹿島アントラーズユース(茨城県)、浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉県)、大宮アルディージャU18(埼玉県)、市立船橋高校(千葉県)、柏レイソルU-18(千葉県)、流通経済大学付属柏高校(千葉県)、清水エスパルスユース(静岡県)、ジュビロ磐田U-18(静岡県)

WEST

名古屋グランパスU-18(愛知県)、京都サンガF.C. U-18(京都府)、ガンバ大阪ユース(大阪府)、セレッソ大阪U-18(大阪府)、ヴィッセル神戸U-18(兵庫県)、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島県)、愛媛FC U-18(愛媛県)、アビスパ福岡U-18(福岡県)、東福岡高校(福岡県)、大津高校(熊本県)

大会方式

出場20チームをEAST/WESTで10チームずつに分け、それぞれホーム&アウェー方式の総当たり戦(18試合)を実施する。EAST/WESTそれぞれの優勝チームは、ファイナル出場権を獲得する。 また、EAST/WESTそれぞれの下位2チームは、2020年度のプリンスリーグへ自動降格する。 2019年度プリンスリーグの上位16チームはプレミアリーグプレーオフへの出場資格を獲得し、勝利した4チームが2020年度のプレミアリーグ出場権を獲得する

大会日程

4月6日(土)~12月8日(日)、全18節
【ファイナル】12月15日(日)
【プレーオフ】12月13日(金)・15日(日)

(情報提供:日本サッカー協会)
プレミアリーグ トップページURL http://www.jfa.jp/match/takamado_jfa_u18_premier2019/

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