※写真上=元大関と元前頭の序二段対決は、照ノ富士に軍配
写真:月刊相撲

照ノ富士(小手投げ)天風

 両ヒザのケガの影響などで5場所連続休場した照ノ富士。番付は西序二段48枚目まで落ちてしまった。元大関だけに、ここまで落ちれば万全でなくとも負けないだろうと周囲は思う。しかし、本人は「無理でしょう」と悲観的だ。まだほとんど稽古ができず、体調は30パーセント程度で、あまり休んで番付が落ちてもと、出場に踏み切ったようだ。

 初日に白星スタートを切った照ノ富士は、4日目に2番目の相撲が組まれ、中2日空いて「気持ちが盛り上がってこなかった」と言う。対戦相手はヒザのケガで4場所連続休場し西序二段50枚目まで落ちた元幕内の天風。こちらも万全にはほど遠い状態だ。

 両者、フワッと立って左四つ。胸が合う形となったが、照ノ富士は前に出られず、天風が出てくるところを右からの小手投げで土俵下に落とした。

「立ち合い当たれてないし、廻しを取っても前に出られない。全然、いい相撲じゃない」と照ノ富士は勝っても浮かない表情。「今はお互いさま、同じ立場。互いにケガしないようにと思っていた。一緒に(関取に)戻れればいいなと願っています」と同い年の相手を気遣った。

 天風は「負けたけど序二段でたくさんの声援をもらって楽しかった。頑張ります」と持ち前の明るさを見せていた。

文=山口亜土


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