今場所は小兵の照強、炎鵬が元気だ。ともに初日から3連勝で、4日目に2人の対戦が組まれた。先場所は裾払い、柔道の出足払いで炎鵬が背中から落ち、柔道経験者である照強の一本勝ちだった。

※写真上=人気小兵同士の対戦は、一気に土俵際まで運んだ照強に軍配
写真:月刊相撲

 前回の対戦では、「相手の立ち合いの圧力が思った以上にあった」と語っていた炎鵬だけに、立ち合いで横に動くかと思われたが、まとも当たっていった。照強に吹っ飛ばされてしまったが、照強の手つきが不十分で立ち合い不成立。

 命拾いした炎鵬は、2回目の立ち合いではさらに低くいったが、突き起こされて一気に土俵際まで運ばれ、押し倒されてしまった。

 初黒星を喫した炎鵬は、「立ち合いで潜りにいくのか、差しにいくのか、頭からいくのか迷ってしまった。相手の術中にはまって不完全燃焼」と悔しがった。

 炎鵬キラーと言ってもいい照強は、「最初の立ち合いはよかったんですけどね」と不成立になったことを残念がったが、2回目も「しっかり当たって流れを作れた」と満足そう。

「1回目は炎鵬がフワッと立ってきたので、2回目は低く来るだろうなと思って、ノド輪で起こして理想どおりの相撲が取れた」と読みもバッチリ。

 関取になってから初日からの4連勝は初めての経験だが、「前半よくても後半ダメなパターンもあるので、しっかり気を引き締めて、一番でも多く勝ちたいですね」と兜の緒を締め直した。

 今後も170センチ未満の照強と炎鵬の対戦は、相撲ファン注目の取組となるだろう。

文=山口亜土

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