初日に敗れ、北勝富士に金星を献上した横綱白鵬が、右手小指を骨折し、2日目から休場。鶴竜のひとり横綱となった。

※写真上=北勝富士を相手に慌てず、よく見て叩いた鶴竜
写真:月刊相撲

 初日に敗れ、北勝富士に金星を献上した横綱白鵬が、右手小指を骨折し、2日目から休場。鶴竜のひとり横綱となった。

 名古屋場所で6回目の賜盃を抱いた鶴竜だが、腰痛で稽古不足の中での優勝。今場所は、「場所前に稽古がよくできたし、名古屋よりも体調はいい」と語る。

 2日目の対戦相手は、白鵬を破った北勝富士。鶴竜は頭から当たると突き放して前に出る。攻め込まれた北勝富士が逆襲に転じるところをタイミングよく叩き込んだ。

 最後は引く形になったものの、先手を取って攻めた鶴竜に余裕があった。相手の体勢が低いのをよく見ての叩きだった。

「体がしっかり反応して動いているなと思う」と振り返った鶴竜。ひとり横綱になったことを問われると、「特に気負うことはない。自分の相撲に集中していくだけです」と気を引き締めた。

 最近は白鵬が年齢を重ねるとともに休場が多くなったが、そういう場所では関脇以下の力士の初優勝というパターンが増えている。鶴竜としては横綱の意地を見せたいところだ。そして、まだ達成していない全勝優勝が一番の目標だろう。

文=山口亜土

おすすめ記事

相撲 2019年9月号


This article is a sponsored article by
''.