◆競泳・第95回日本選手権2日目(4月3日/東京辰巳国際水泳場)
 決勝3種目から計4名の光州世界選手権代表内定者が誕生した。

※写真上=女子200m個人メドレーは上位3選手がすべて派遣標準Ⅱを突破するハイレベルな戦いに(左から2位・大本、1位・大橋、3位今井)
写真◎毛受亮介(スイミング・マガジン)

★2日目の決勝結果
【女子200m個人メドレー】
大橋悠依(イトマン東進)2.09.27/派遣Ⅱ
【男子100m平泳ぎ】
小関也朱篤(ミキハウス)59.54/メドレーリレー派遣
【女子100mバタフライ】
牧野紘子(東京ドーム/早稲田大)
58.39/メドレーリレー派遣

 実力者ぞろいの女子200m個人メドレーでは第一人者の大橋悠依(イトマン東進)が地力の差を見せつけ2分9秒27で制し個人種目の代表権を獲得。しかし、目標としていた自己ベスト(2分7秒91)更新からはかけ離れた結果に悔しさをにじませた。「前半速く入りすぎたのか、ラスト50mはバテていた」と、最近の大橋にしては珍しいコメントも聞かれ、「最近、いろいろ考えすぎているのかもしれない。もう少しレースに対して楽しみやワクワクする気持ちを持って臨めるようにしたい」と、200mバタフライ、そしてメインの400m個人メドレーに向けて気持ちを切り替えていた。

 その大橋と並び、見事に派遣標準Ⅱを突破して初の世界選手権代表の座を手にしたのが大学4年生の大本里佳(イトマン)。今年1月の豪州の大会で大幅に自己ベストを更新し、冬場もしっかりとトレーニングを積み自信をつけてきた大本は、レース序盤から大橋と並泳。リオ五輪代表の寺村美穂(セントラルスポーツ)、今井月(コカ・コーラ/東洋大)、清水咲子(ミキハウス)らのと激しい代表争いの中で、常に先手を打つ展開を作り出した。平泳ぎで少し差が開いたものの、ラスト50mでは大橋を追い、迫る今井を振り切り、2分9秒91で2位に入った。「前半はためらっちゃいけないと、思い切っていった。昨年も、その前の年も悔しい思いをしてきたので、ベストも出てよかった。世界大会でもベストが出るように頑張りたい」と、初の大舞台に向け、抱負を語った。

 3位の今井も2分10秒61と派遣Ⅱを突破したが、大本をとらえることができずに涙を飲んだ。

 男子100m平泳ぎは、日本記録保持者の小関也朱篤(ミキハウス)が自己ベスト(58秒78)更新を狙ったが、「原因はすぐにはわからないが、自分に期待しすぎた部分があったかもしれない」と思ったように後半が伸びずに59秒54。優勝を果たし、個人種目より低く設定されているメドレーリレーの派遣標準を突破したものの、憮然とした表情。すぐに気持ちを200mに切り替えていた。

画像: 自己ベストから離れた記録での優勝に憮然とした表情だった小関 写真◎毛受亮介(スイミング・マガジン)

自己ベストから離れた記録での優勝に憮然とした表情だった小関
写真◎毛受亮介(スイミング・マガジン)

 女子100mバタフライは牧野紘子(東京ドーム/早稲田大2年)が59秒54とメドレーリレーの派遣標準を突破する58秒39で初制覇。メイン種目の200mバタフライに大きな弾みをつけた。2年前の世界選手権200mバタフライ代表の牧野だが、昨年は主要国際大会の代表入りはならず。その悔しさを胸に今季に向かい、見事に代表復帰を果たした。100mでの優勝については「自己ベストを出せて優勝できてうれしいです。でもリレーの標準は全く頭の中になかったですし、このタイムでは世界で戦えないので、100mでももっと頑張りたい」とうれしさと現在地を冷静に受け入れた。

画像: 女子100mバタフライを自己ベストで制した牧野 写真◎毛受亮介(スイミング・マガジン)

女子100mバタフライを自己ベストで制した牧野
写真◎毛受亮介(スイミング・マガジン)

構成◎牧野 豊(スイミング・マガジン)


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