飛込競技の日本選手権が、9月21~23日、石川・金沢プールにて行なわれる。2日後に迫った大会の見どころを紹介しよう

写真◎8月に行なわれた全国中学、全国JO杯夏季では同年代の選手を相手に力の差を見せつけ全種目で優勝した玉井陸斗(写真は全国中学時のもの)。9月21日から始まる日本選手権でも優勝を成し遂げることができるか(撮影◎菅原 淳/スイミング・マガジン)

東京五輪代表内定4選手がそろって出場

 今大会は、夏の全国大会の締めくくりとして行なわれる重要な位置づけであるほか、2020年2月に行なわれる国際大会代表選考会に向けてのスタートにもなり、出場選手はそれぞれの思いを胸に今回の日本選手権に挑む。
 まず注目は、7月の世界選手権で東京五輪の代表に内定した4選手、男子シンクロ飛板飛込の寺内健、坂井丞(ともにミキハウス)、女子では高飛込の荒井祭里(JSS宝塚)、飛板飛込の三上紗也可(米子DC)の演技だ。このうち寺内は、9月上旬にマレーシアで開催されたアジアカップに出場し3m飛板飛込で優勝、東京五輪の代表権を個人種目でも獲得し、気をよくしての今大会となる。もちろん坂井も、日本選手権4連覇中の3m飛板飛込は譲れないところ。シンクロでは息を合わせた演技で定評のあるふたりだが、個人種目ではライバル同士。日本一をかけて激突する3m飛板飛込は注目である。
 また女子は、高飛込は荒井、飛板飛込は三上を軸に優勝争いが展開されることが予想されるが、注目したいのはその演技内容だ。両者はともに来年の東京五輪へ向け、演技の精度をさらに上げることに日々、取り組んでいる。その精度が世界選手権以上となっていることに期待しながら、内定の両者に一矢報いる選手が出てくることを楽しみに待ちたい。

中学1年生・玉井陸斗の初優勝なるか

 今大会、もっとも注目を集めているのは玉井陸斗(JSS宝塚)だろう。4月の日本室内選手権の優勝で衝撃のデビューを果たしてから5カ月。7月の世界選手権には国際水泳連盟の年齢制限により出場することはできなかったが、この夏は各種全国大会に出場しさらなる強化を図ってきた。
 今夏、最初の全国大会となった8月の全国中学(京都アクアリーナ)では、得意の高飛込で失敗の演技が目立ち、「出来は20点くらい。すべてが課題」と反省が口をついた。しかし、翌日の飛板飛込では合格点の演技で笑顔も見られ、「試合でミスをなくすには、とにかく練習。納得いくまで練習を積んで、自信を持って臨めるようにしていきたい」と今後への決意を語った。
 玉井の日本選手権初制覇はなるか、はたまたその挑戦に待ったをかける選手の出現はあるのか――。男子高飛込は大会最終日に行なわれる。
文◎桜間晶子(スイミング・マガジン)

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