9日、競泳の日本社会人選手権・第1日目が静岡県富士水泳場(50m)で行なわれた。
 今夏の光州世界選手権・男子200m自由形で銀メダルを獲得した松元克央(セントラルスポーツ)は、1500m自由形(タイム決勝)を15分31秒90の大会新で制した約10分後に、200m自由形の決勝にも出場し、こちらも1分46秒51の大会新で優勝を果たした。
 また、萩野公介(ブリヂストン)は200m背泳ぎに出場し、1分57秒96で優勝。明日10日に行なわれる200m個人メドレーに向けて好感触を得た。

写真上/男子200、1500m自由形を制した松元(撮影◎大泉謙也/スイミング・マガジン)

 松元が出場した男子1500m自由形タイム決勝と、男子200m自由形決勝の間には表彰と女子200m自由形のみで、レース間隔は約10分。「東京五輪では個人種目とリレーが重なる。きつくても諦めないように自分で決めた」と、このハードスケジュールを志願した。「200mは1分47秒台が出ればと考えていました。思っていた以上のタイムでびっくりです」と、練習では味わえない緊張感の中で、しっかりと結果を残した。
 現在はスタミナを養う泳ぎ込みの期間。しかし、松元は例年とは少し違うアプローチで臨んでいる。
「どうしても冬場にかけて練習量が多くなると、経験上、スピードと切れが落ちてしまうのですが、今年はスピードを維持しながらやっていこうと鈴木(陽二)コーチとも話していて、1ストロークで進む量を増やすという目標を持って練習しています。まだまだ、泳ぎ込みのピークには達していませんが、これから覚悟を決めて、きついトレーニングをしていこうと思っています」
 過酷な冬場を乗り越えて、4月の東京五輪選考会となる日本選手権では一回り大きくなったところを見せてくれそうだ。

 萩野は午前中に行なわれた予選を2分0秒68で1位通過。決勝では「後半をしっかりと上げようと思っていた」との言葉の通りにラスト50mでペースを上げ、後続を振り切り優勝した。日本水泳連盟が制定する強化基準のインターナショナル標準記録突破はならなかったが、「この1本でスイッチが入ったかなという感じはしますし、明日の200m個人メドレーで良い泳ぎをしたいと思います」と、手応えを得たようだ。
文/早川大介

画像: 男子200m背泳ぎを制し、笑顔を見せる萩野(撮影◎大泉謙也/スイミング・マガジン)

男子200m背泳ぎを制し、笑顔を見せる萩野(撮影◎大泉謙也/スイミング・マガジン)

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