アメリカ・ニューヨークで開催された「USオープン」(8月26日~9月8日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は19歳のビアンカ・アンドレスク(カナダ)に敗れた。彼女はもしかしたらいつの日か、遠い未来に振り返って見たときに、産休後にプレーした最初の7つのグランドスラム大会で4度も決勝に至ったことを誇らしく思うのかもしれない。しかし、今この瞬間はそうではない。

「正直言って、そのすべてが本当にものすごくがっかりさせられること、フラストレーションを感じずにはいられないことだったわ。私はこうも近く…こうも近くまで来ているのに、それはこうも遠い」とセレナは言った。

「何て言ったらいいのかわからないわ。もしプロテニス選手でありたいなら、私は前進し続けなければならないのでしょうね。そして私はそのすべての過程を通し、ただ戦い続けなければならないのよ」

 USオープン本戦に出場すること自体が初で、初のグランドスラム大会決勝をプレーしていた第15シードのアンドレスクに対し、セレナは2連続でダブルフォールをおかし、最初のサービスゲームを落とすというお粗末なスタートを切った。

 彼女は合計8本のダブルフォールトをおかし、アンフォーストエラーは33本におよんだ。第2セットで1-5とリードされたセレナは、マッチポイントをしのいで巻き返し、試合を長引かせて5-5にまで持ち込んだが、それ以降、もう1ゲームを取ることができなかった。

「もっといいプレーができたと思う。もっとできたはずだったと思うわ。今日は、よりセレナらしくあることができたはずだった」と、今月に38歳になるセレナは言った。彼女はオープン化以降の時代で、最年長の決勝進出者だった。

「正直言って、“セレナ”が現れたとは思わない。グランドスラム大会の決勝に彼女が現れるようにするために何をすべきか、私は答えを見つけ出さなければならないわ」

(APライター◎ハワード・フェンドリック)(構成◎テニスマガジン)

※写真は試合後の表彰式を待つセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)(撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU)

テニスマガジン 2019年10月号


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