11月2日、快晴のもと大阪府高校駅伝が淀川右岸河川敷コースで行われた。女子は薫英女高が1時間11分25秒で制し連覇を14に伸ばし、男子は関大北陽高がコース新となる2時間09分40秒で3年ぶり7度目の頂点に返り咲いた。

※写真上=女子優勝の薫英女子高(左)と男子優勝の関大北陽高(右)
撮影/曽輪泰隆

 昨年、全国高校駅伝(都大路)で11位となり、7年連続入賞を逃していた薫英女高。それでも府大会では、今回も力の差を見せ付け2位の大体大浪商高以下に2分30秒の大差を付け圧勝。折り返しコースの走りにくさと2m前後の風に阻まれ記録は思ったより伸びなかったものの、10月に優勝を果たしたくらよし女子駅伝からわずかながらタイムも更新し、メンバーは安堵の表情を浮かべた。
 桂中(京都)時代にも主将を経験し、何度も全国の頂点に立っている主将の小林舞妃留(2年)は、「みんな練習でも調子が上がってきていたので1時間10分ぐらいでは走れると思っていました。でも、それが返って気の緩みにつながり、タイムが伸びなかった」と反省。「全国ではしっかり気を引き締め、全員が全力を出し切れる態勢を整えていきたい」と気合を入れる。
 都大路を2度制している安田功監督は、「3年生の層は薄いが、その分1・2年生が充実している。故障明けで今回メンバーに入っていない1年生の鎌田(幸来)や明貝(菜乃羽)なども控えておりチーム内の競争も激しくなっており楽しみ。今回以上に次回、その先、そして選手の将来を見据え練習を積んでいきたい」と力を込める。今回1、3区を走った安なつ美、松室真優、小林ら2年生を軸に、本番でもどこまで上位に食い込んでくるか。

画像: 14年連続14回目の全国出場を果たした薫英女高 撮影/曽輪泰隆

14年連続14回目の全国出場を果たした薫英女高
撮影/曽輪泰隆

 男子は、「3区で2分は覚悟していた」と関大北陽高の米川和宏監督が打ち明けるように、興国高のN・ワウエル(3年)が快走。これまでの区間記録を一気に1分32秒更新する23分11秒でまとめ、48秒差をひっくり返し、反対に1分16秒差を付け独走態勢を築く。しかし、4区から関大北陽高が徐々に巻き返し6区終盤で再びトップへ。最後は諏訪大樹主将(3年)が突き放し3年ぶりのVゴールへと飛び込んだ。4年前の都大路で府高校記録となる2時間06分12秒を叩き出した先輩がマークした2時間10分00秒のコース記録を今回20秒更新。「前回4秒差で全国を逃した悔しさを忘れず1年間、生活面から厳しく見直してきた結果」と米川監督も選手の力走を称えた。「ポテンシャルも4年前のチーム以上」と米川監督。「記念大会で厳しいレースになると思いますが、チーム記録を1秒でも更新し1つで上の順位を」と諏訪主将。今回同様、本番でも落ち着いたレースができれば目標もぐっと近づくはずだ。

画像: 3年ぶり7回目の全国出場を決めた関大北陽高 撮影/曽輪泰隆

3年ぶり7回目の全国出場を決めた関大北陽高
撮影/曽輪泰隆

文/曽輪泰隆

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