1月12日、たけびしスタジアム京都で皇后杯第38回全国都道府県対抗女子駅伝が開催された。マラソン日本代表の前田穂南(天満屋)や昨年12月に5000mで東京五輪の派遣標準を突破している廣中璃梨佳(日本郵政グループ)らが出場。廣中は、1区で17年ぶりに区間記録を更新。5大会連続の区間賞を獲得した。

17年ぶりに1区の区間記録を更新した廣中
撮影/中野英聡(陸上競技マガジン)

 序盤から積極的なレースを見せた長崎の廣中。兵庫の田中希実、静岡の荻原歩美(共に豊田自動織機TC)と共に先頭を走る。「今回は楽しむことを考えて走りました。自分のペースで走ることができ、この結果になりました」とチームの入賞を最優先に走ったという廣中。3㎞過ぎからトップに立つとそのまま第2中継所に飛び込みトップでタスキリレー。区間記録を更新する18分39秒で5大会連続の区間賞を獲得した。

 最終9区では、先頭を走る京都の一山麻緒(ワコール)を大阪の前田穂南、東京の新谷仁美(東京陸協)らが追いかける展開。新谷は9位でタスキを受け取ると、「何番目にタスキを受け取っても先頭でフィニッシュテープを切ることが私の役目」と、先頭だけを追い、走り続けた。次々と前を走るランナーを抜き去り、7㎞手前で3位集団をとらえると、そのまま前に出て3位でフィニッシュ。30分57秒で区間賞を獲得した。6人を抜き、東京を過去最高順位の3位に導いた。

画像: 9番目にタスキを受け取った新谷。前のランナーを追う 撮影/牛島寿人(陸上競技マガジン)

9番目にタスキを受け取った新谷。前のランナーを追う
撮影/牛島寿人(陸上競技マガジン)

 前田は、11位でタスキを受け取ると、順位を3つ上げ大阪を入賞圏内に押し上げる好走。「前を走る選手を追いかけて最後まで走り切りました。チーム一丸となって戦うことができました」と、31分57秒で区間4位。チームは2時間17分56秒の8位でフィニッシュした。

画像: 大阪を入賞圏内に押し上げた前田 撮影/牛島寿人(陸上競技マガジン)

大阪を入賞圏内に押し上げた前田
撮影/牛島寿人(陸上競技マガジン)

 優勝は、2時間16分15秒で3年ぶりに京都。17回目の頂点に立った。5区三原梓、6区松村灯(共に2年)、7区村松結(1年)の立命館宇治高3人が区間賞を獲得。5区の三原、7区の松村結は区間タイ記録の快走を見せ、8区の瀬川藍(木津二中3年)でトップに立つと、一山麻緒(ワコール)がトップをキープ。澤井宏次監督は「最後ゴールテープを切ってくれると信じていました」と笑顔を見せた。

2位には、2時間16分25秒で宮城、4位には長野、5位は鹿児島、6位には、1区で区間2位だった田中希実(トヨタ自動織機)のいる兵庫、7位には群馬が入った。

文/常盤真葵(陸上競技マガジン)

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