3月8日、名古屋ウィメンズマラソンがナゴヤドーム発着の名古屋ウィメンズマラソンコースで行われた。MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ最終レースとなった今大会。一山麻緒(ワコール)が2時間20分29秒で東京五輪女子マラソン代表最後の一枠を手にした。

先頭でゴールテープを切り、東京五輪の代表権を勝ち取った一山
撮影/井出秀人(陸上競技マガジン)

 レース序盤から積極的に先頭集団で走った一山は、29㎞付近からペースアップ。30㎞までの1㎞を3分14秒で刻んだ。30㎞でペースメーカーが外れると一気に前に出て独走状態に。その後も1㎞3分20秒を切るペースで走り、日本歴代4位、日本国内最高記録となる2時間20分29秒でレースを終えた。
 一山がターゲットにしていたのは、1月26日に行われた大阪国際女子マラソンで松田瑞生(ダイハツ)が出した2時間21分47秒。この東京五輪代表内定条件を1分18秒も上回り、残り一枠となっていた東京五輪女子マラソンの代表権を獲得した。

女子マラソン 日本歴代10傑
1位 2時間19分12秒 野口みずき グローバリー  2005.09.25
2位 2時間19分41秒 渋井 陽子 三井住友海上  2004.09.26
3位 2時間19分46秒 高橋 尚子 積水化学    2001.09.30
4位 2時間20分29秒 一山 麻緒 ワコール    2020.03.08
5位 2時間21分36秒 安藤 友香 スズキ浜松AC  2017.03.12
6位 2時間21分45秒 千葉 真子 豊田自動織機  2003.01.26
7位 2時間21分47秒 松田 瑞生 ダイハツ    2020.01.26
8位 2時間21分51秒 坂本 直子 天満屋     2003.01.26
9位 2時間22分12秒 山口 衛里 天満屋     1999.11.21
10位 2時間22分17秒 福士加代子 ワコール    2016.01.31
※2020年3月8日現在

画像: 積極的に先頭に立ち、レースを引っ張った一山 撮影/中野英聡(陸上競技マガジン)

積極的に先頭に立ち、レースを引っ張った一山
撮影/中野英聡(陸上競技マガジン)

 今回は、タイム(2時間21分47秒)だけを意識して走ったという一山。レース後、「こういう日に代表を決めたらカッコいいなと思って走りました。昨年の東京マラソンの方が寒かったので、寒さは気になりませんでした。30㎞以降が勝負だと思っていましたし、そこから一人で走れるような練習をしてきました。世界と戦うにはまだまだ記録も劣っているので、もう一段階質の高い練習をして日本代表としてカッコいい走りができたらいいなと思います」と笑顔を見せた。

 2位には、2時間22分41秒で安藤友香(ワコール)、5位には2時間23分27秒で佐藤早也伽(積水化学)、8位には2時間26分34秒で細田あい(ダイハツ)が入った。

文/常盤真葵

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