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2022-02-16

【アメフト】富士通のWR宜本潤平がノジマ相模原に移籍 6回の日本一に貢献したリーダーを補強

富士通フロンティアーズからノジマ相模原ライズに移籍したWR宜本潤平=2022年1月3日のライスボウルで、撮影:小座野容斉

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アメリカンフットボール・Xリーグの国内トップリーグ「X1スーパー」のノジマ相模原ライズに、富士通フロンティアーズWRの宜本潤平が加入した。ノジマ相模原が2月16日、チームの公式サイトで発表した。宜本は富士通で6度の日本一を経験し、日本代表でも活躍した名WR。まだ優勝経験のないノジマ相模原の悲願達成に向けて、大きな補強となる。


 宜本が所属していた富士通は、2月15日に引退を発表していた。Xリーグではチームによっては、移籍する選手を引退扱いとするため。

 宜本は1990年12月10日生まれで、京都府出身。大産大付属高でクリスマスボウルで2度優勝。立命館大でも甲子園ボウルで優勝した。卒業後にWRとして活躍、2013年に富士通に入社した。ポジションは一貫してWRで、169センチ70キロと小柄ながら、クイックネス、駆け引き、ボールへの集中力は日本屈指で、カバーマンを圧倒する力強いヒットと、勝負所での競り合いの強さでビッグプレーを生んできた。闘争心と責任感は人一倍で、2014年シーズンには、富士通初のライスボウル優勝に大きく貢献。以来、負傷などでゲームに出られないシーズンも含めて、精神的な支柱として6回の日本一でチームをけん引してきた。根っからのチームリーダーだった。2017年から3シーズンは主将も務めた。

 ナショナルチームでも、立命館大時代に、U19日本代表、U19世界選抜に選出。2015年のIFAF世界選手権、2020年のTSL選抜戦での日本代表に選出され、レシーバーとしてだけでなく、スペシャルチームなども含め、リーダーとして強い存在感を示してきた。2020年は副将も務めた。

「オンでもオフでも、自分の良さを最大限に生かして勝利に貢献」

アメリカンフットボール・マガジンの取材に対し、宜本は「ノジマ相模原ライズでは新しい環境、チームメイトになるので、まずはコミニケーションを大事に、オンフィールドもオフフィールドも自分の良さを最大限に活かしてチームの勝利に貢献したいと思います。」と答えた。

ノジマ相模原が公式サイトに掲載した宜本潤平のコメントは次の通り。

富士通フロンティアーズで9年応援していただいたファンの方々
9年間ありがとうございました。
みなさんのお陰で9年で6度の日本一を経験させていただきました。
2022年シーズンからはノジマ相模原ライズでプレーをします。

ノジマ相模原ライズファンの方々
宜本潤平です。
Xリーグをおもしろいリーグにできるように、精一杯頑張りますので、
これから応援の程、よろしくお願いします。

 ノジマ相模原ライズは、昨年、惜しくもプレーオフ進出を逃した。キッキングや勝負所のミスに泣いた。経験豊富なリーダー・宜本の加入で、悲願の日本一に向かい、チームが一丸となる。

ノジマ相模原ライズのジャージーに身を包んだWR宜本潤平=Photographs by Kohei SAEKI ©Official RISE pics 転載不可

ノジマ相模原ライズのジャージーに身を包んだWR宜本潤平=Photographs by Kohei SAEKI ©Official RISE pics 転載不可

ノジマ相模原ライズの城ヶ滝一朗ヘッドコーチと握手するWR宜本潤平=Photographs by Kohei SAEKI ©Official RISE pics 転載不可

Photographs by Kohei SAEKI ©Official RISE pics 転載不可

【小座野容斉】

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