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2020-05-05

【アメフト】名将ドン・シューラ氏死去。通算最多347勝、史上唯一の「パーフェクトシーズン」達成

米プロフットボール・NFLで通算最多勝の名将ドン・シューラが、5月4日死去した。90歳だった。シューラはマイアミ・ドルフィンズ、ボルティモア・コルツ(現インディアナポリス)で、33シーズンにわたってヘッドコーチ(HC)を務め、レギュラーシーズン328勝、ポストシーズン19勝で合計347勝は、NFL歴代最多勝。1972年には、レギュラーシーズン14試合、ポストシーズン3試合の17戦全勝でスーパーボウルを制覇、史上唯一の「パーフェクトシーズン」を達成した。「プロフットボール史上最も偉大なヘッドコーチ」と称されるシューラの業績を振り返りたい。【小座野容斉】

 当時最年少、33歳でコルツHCに就任

 シューラは1930年、米オハイオ州の出身。小規模校のジョン・キャロル大からNFLのクリーブランド・ブラウンズに1951年、ドラフト9巡指名で入団し、DBとして7シーズンプレーした。引退後、カレッジフットボールのコーチ職を経て、31歳でデトロイト・ライオンズのディフェンスコーディネーター、そして当時としては最年少の33歳でコルツのHCに就任した。

 コルツでは、レギュラーシーズン10勝以上4回など、7シーズンでレギュラーシーズン71勝23敗4分け、勝率.755という成績を残したが、圧倒的有利を予想された1968年シーズンのスーパーボウルで、QBジョー・ネーマスのニューヨーク・ジェッツに番狂わせで敗れるなど、ポストシーズンの勝負弱さが付きまとった。

今年2月のスーパーボウルでは車椅子ではあったが元気な姿を見せていた。MIAMI, FLORIDA - FEBRUARY 02: Don Shula of the NFL 100 All-Time Team is honored on the field prior to Super Bowl LIV between the San Francisco 49ers and the Kansas City Chiefs at Hard Rock Stadium on February 02, 2020 in Miami, Florida. (Photo by Maddie Meyer/Getty Images)

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