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2024-04-06

WWE殿堂入り式典ブル中野感動の英語スピーチ全文「プロレスは世界共通です」【週刊プロレス】

ブル中野

4月5日(現地時間)、WWE「ホール・オブ・フェーム」殿堂入り式典がおこなわれ、ブル中野さんが殿堂入り式典に出席。ポール・ヘイメンに続いて2番目の登場となり、紹介者はアランドラ・ブレイズ(メデューサ)だった。

ブルさんは現役時代を彷彿とさせるフェースペイントで登場。すべて英語でスピーチをおこなった。以下はスピーチの翻訳。

「お久しぶりです。この賞を受け取れることを本当に嬉しく思います。ずっとずっと待っていました。ここWWEで1994年、最高の経験をしました。30年前です。私は26歳でした。WWEでの生活は本当に大変で、プロレス以外何も知らなかった私は辛い経験をしました。1カ月で28試合、本当にタフな期間を過ごしました。

何よりも大変だったのは、会場への移動です。なぜなら、私は英語が喋れませんでした。レンタカーをして、そして飛行機を乗り継ぎ会場に行く、ホテルも自分で探して携帯もない時代です。私たちは当時公衆電話を探しました。とてもとても大変な日々でしたが、たくさんの友人に助けられました。みなさんの手助けもあり、遠征を続けることができました。

とても楽しかったのは日々の試合、プロレスは世界共通です。英語が喋れなくとも、同じ空間で試合をしてリングに入って過ごす、そこで私は生きていると感じました。それは夢のようでした。私の魂を込めて、心をかけて闘いました。ここで感謝したいと思います…もちろんメドューサに。

一緒に闘ってくださったこと、心の底から感謝しています。本当にどうもありがとう。そして、ルナ・バション、が私をサポートしてくれました。今もたくさんのスーパースターと試合ができたことを感謝しています。WWE、この素晴らしい機会を与えてくださってありがとうございました。そのチャンスを無駄にしないよう努力しました。

何よりもWWEユニバースのみなさんありがとう。ブル中野を受け入れてくれて、私の心を貫きました。私たちは永遠にプロレスを通してつながっています。もし何か生まれ変わるようなことがあれば、またブル中野として生まれ変わりたいです。そして、WWEのリングに戻ってきます。みなさんとまた、お目にかかれるのを楽しみにしています。この賞は私の宝物です。どうもありがとうございます」

 スピーチの途中にはWWEユニバースから声援が何度も飛び、イヨ・スカイ&ASUKA&カイリ・セインら現役スーパースターたちも拍手を送っていた。スタンディング・オベーションの中でブルさんはアランドラに花束を贈られて退場した。

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週刊プロレスNo.2294 (2024年4月10日号/3月27日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙は新日本「NEW JAPAN CUP」を初優勝し辻陽太です。新世代の台頭へ機運が高まる中、結果を出した辻は4・6両国でIWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也へ挑戦。ロス・インゴ同門タイトルマッチへ向けたインタビューも掲載。決勝がおこなわれた長岡大会はEVILvs鷹木のNEVER、SHOvsYOHのジュニアと両国決戦へ向けた動きもリポート。スターダムは名古屋ビッグマッチ開催。「シンデレラ・トーナメント」は羽南が初優勝。さらにワールド王座戦・舞華vs林下詩美、ジュリアvsたむなど注目カード目白押し。3月末で退団となる5選手も発表されるなど、この春のスターダムは要注目。先ごろ日本人女子として初めてWWEの殿堂入りが発表されたブル中野。それを記念したアルバムを企画。現役時代の足跡を振り返るだけでなく、ダンプ松本、アジャコング、ロッシー小川とゆかりの深い人物の証言も交えブルの功績を称えます。全日本は大田区ビッグマッチへ向けて加速。中嶋vs安齊三冠前哨戦のあった上尾大会リポートほか、4大タイトルマッチへ向けた会見の模様も再録。そのほかNOAH横浜、DDT上野&後楽園、ドラゲー新宿&長野、大日本・後楽園、FREEDOMS後楽園、2AW後楽園、東京女子・上野両国展望特集、アイスリボン後楽園、仙女・新木場、プロミネンス新木場など。水曜発売(一部地域は発売日は異なります)。

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