6日、東京・後楽園ホールのWBO世界フライ級王座決定戦12回戦の前日計量が5日午後に行われ、1位にランクされるジーメル・マグラモ(フィリピン)が50.6㎏、3位の中谷潤人(M.T)が50.7㎏でともに一発でパスした。 リミットを100グラム余して秤を降りた中谷は、リモートの会見に応じ、自信を示した。
「無事に試合ができることを感謝したい。明日は存分に楽しみながら勝ちたいですね」
コロナウイルス流行で7ヵ月も待たされた待望の世界タイトルマッチだが、その間、無駄に過ごしたつもりはない。
「最初に決まったとき(4月)よりずっと成長してきたと実感しています。明日はそれを証明したい」
会見が行われたのは計量から2時間以上も経ったころ。中谷はまだ食事をしていないという。
「水を2リットル摂って、だんだんと体を慣らしています。今日はこれから、いつもの試合前のようにオムライスとウナギを食べるつもりです」
20戦全勝15KOの戦績を持つ22歳の若者に気負いは一切なかった。
一方、マグラモは関係者をとおして、こうコメントしている。
「日本に来てからの調整は順調で、戦う準備は
できています。中谷は背が高い選手ですね。明日は倒す自信があります」
こちらも、必勝を誓っていた。
写真提供◎帝拳プロモーション
マグラモも難なくウェイトを作り、必勝を誓っていた
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