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2018-09-15

[甲子園球児フォーム連続写真] 沖学園・吉村脩希 飛距離と確実性の両立

軸足側に保たれる回転軸がポイント

 2018年の第100回全国高校野球選手権記念大会1回戦(8月6日、第2日第3試合)、北照(北北海道)戦の5回、中越え二塁打を放った沖学園(南福岡)吉村脩希選手の打撃フォーム。左サイドハンド投手が投じた外寄りのストレートに対して、強く踏み込んでスイングした。

写真/ベースボール・クリニック

 特徴は回転軸を軸足側に保って振り切るスイング。171センチ67キロと、さほど大きくない体形でもパンチ力がありスタンドインさせる能力も高いが、空振りが少なく、確実性も備えている。

 それができるのも軸が崩れないことがポイント。足を大きく上げてタイミングを取りながらも、構えからトップまで上体の位置がほとんど変わることがない。「上げた足を下ろす反動で投手寄りに出されないため、自分のポイントまで呼び込んで打つことが可能」と鬼塚佳幸監督は話す。

 沖学園の打撃指導では「構え」→「テークバック」→「割り」→「トップ」→「インパクト」→「フォロースルー」とスイングの流れを理解させている。それぞれ、理想的な形で流れている吉村のフォームだ。

吉村脩希/よしむら・なおき
2000年12月31日生まれ。福岡県・粕屋町立粕屋東中出身(福岡ドラゴンズ)。171cm67kg。右投右打。

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