前東洋太平洋ライト級チャンピオンでWBO同級14位の中谷正義(31歳)が帝拳ジムに移籍することが3日、同ジムから発表された。 中谷は、昨年7月にアメリカ・メリーランド州で、現4団体同級王者テオフィモ・ロペス(アメリカ)とIBF挑戦者決定戦を行い、12回判定負け。しかしその後、ロペスはIBF王座を獲得。さる10月には“パウンドフォーパウンド”ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を破り、ロマチェンコが持つ3団体王座も吸収した。このロペスを苦しめたことで、中谷の評価はさらに高まっていたもの。中谷の戦績は19戦18勝(12KO)1敗。
今月12日(日本時間13日)には、アメリカ・ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンターで、IBF同級5位のフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)とのライト級10回戦が決定しており、これが帝拳ジム移籍初戦となる。
昨年のロペス戦、今回のベルデホ戦ともに、村田諒太(帝拳)、井上尚弥(大橋)を擁するトップランク・プロモーションのイベント。中谷への同プロモーションの好評価とともに、中谷が今回の試合でさらにアピールできるか注目である。
移籍にあたっての中谷のコメントは次のとおり。
「このたび、(前所属の)井岡ジム・井岡一法会長のご厚意もあり、帝拳ジムに移籍することとなりました。移籍するにあたってたくさんの人に協力してもらったので、その恩返しはこれから僕が結果を出していくことしかないと思っています。また本田明彦会長をはじめ、帝拳ジムのみなさんにとてもよい環境を作っていただき感謝しています」
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