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2018-05-16

[甲子園球児フォーム連続写真] 大阪桐蔭・根尾昂投手 ポイントの近さが高いアベレージを生む秘訣

体幹の強さが表れたフルスイング

 2018年春の第90回記念選抜高校野球大会2回戦(3月26日、第4日第2試合)、伊万里(佐賀)戦の1回裏、二死二塁の場面で適時三塁打を打ったときの大阪桐蔭・根尾昂の打撃フォーム。

※写真/BBM

 カウント3ボール2ストライクで高めに入ってきたチェンジアップ系のボールをとらえ、逆らわずに左中間方向へ弾き返すと、球足の速い打球は左中間を真っ二つに破り、三塁打となった。

 身体能力が高く、中学時代にアルペンスキーで培ったという体幹の強さも持ち味。大阪桐蔭を率いる西谷浩一監督もその点を根尾の特徴に挙げる。「体の強さがあることで、スウェーしながらとらえにいくのではなく、上体を軸足側に揺り戻してスイングする傾向にあります。よって、ポイントが近くなりやすいので、打球が左中間方向に飛ぶ確率が高い」。

 この打席の結果も根尾の長所が好結果につながったもの。優勝まで5試合を戦ったセンバツでは打者として18打数9安打の打率.500、8打点の結果を残した。

根尾昂/ねお・あきら
2000年4月19日生まれ。岐阜県・飛騨市立古川中出身(飛騨高山ボーイズ)。177cm75kg。右投左打。

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