
昨年秋、そして今年の春と、2季連続で北信越大会に出場した関根学園。
今夏、新潟大会でも戦いの中心になると目されている。
打ち勝つ野球がチームカラーの関根学園だが、そのスタイルはセンターライン、特に二遊間の堅守によって支えられている。
遊撃手・斉藤光祐(3年)と二塁手・茅野仁英(2年)のコンビは、安川斉監督も「県内でもトップレベル」と信頼を隠さない。
そんな二遊間の技術力を高めるのに一役買っている秘密兵器が、特別な練習用グラブだ。

一般的なグラブよりも指の部分は小ぶりになっているが、逆に手のひら部分は大きく手首がすっぽりと隠れるようになっている。
捕球の際に手のひらにボールが当たると痛いため、それを嫌がって無意識に指先で捕ろうとする選手がいる。
しかし、この練習用グラブは指先部分が短いためそれがかなわず、手のひらでしっかりとボールを握れるようになるのだ。
どんなボールにも飛びつく瞬発力、軽やかな身のこなし、阿吽の呼吸の連携プレー。どれも二遊間には必要なものだが、何よりも正確な捕球をすることが素晴らしいプレーのベースとなることは間違いない。
今夏も、練習用グラブで鍛えられた関根学園の二遊間の活躍にしたい。
<関根学園・安川斉監督のインタビュー記事はベースボール・クリニック9月号(8月17日発売)に掲載予定です。>
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