アメリカンフットボール、Xリーグ「X1スーパー」のノジマ相模原ライズが、2月6日、オンラインで「フットボールクリニックby Rashaun Woods(ラショーン・ウッズ)」を開催する。米カレッジフットボールの強豪オクラホマ州立大学出身の名選手を講師に招いて、日本の高校生・大学生や指導者にインターネットを介して行ってきたクリニックの第3弾となる。
大学時代は2度オールアメリカンに選ばれ、NFLのサンフランシスコ・49ナースにドラフト1巡で指名され、選手引退後は高校フットボールの指導者として活動を重ねてきたウッズさんから本場のアメリカンフットボールを学ぶ機会となる。
ライズは、アーティスト、アスリートのコンサルやイベント運営を手掛けるPODコーポレーション(本社:東京都、代表取締役:松本勇二)と協力してこのクリニックを開催する。日本軽装を親会社とする除菌消臭剤メーカーの株式会社Cleairが協賛する。
クリニックは2部構成で、第1部はウッズさんの専門であるWRの技術や練習内容を中心とした選手向けの内容、第2部はコーチング方法やヘッドコーチ論を中心としたコーチ向けの内容で、それぞれ約1時間話をしてもらう予定という。
第1部では、参加者の中から数名を選出しウッズ氏とインターラクティブなやりとりをする予定もある。
ウッズさんは、1980年オクラホマ州生まれの40歳。
オクラホマ州立大では2年からWRとして頭角を現した。強力なパスオフェンスを展開する大学が揃う、レベルの高いBIG12カンファレンスにあって、3年生だった2002年には1695ヤード17タッチダウン(TD)、4年生の2003年には1367ヤード15TDという成績を残し、2年連続でオールアメリカンにも選出された。
188センチと大型ながら、40ヤード4秒45という快足と、大学トップレベルチームでの実績は、NFLからも高く評価され、2004年のドラフト1巡31位で49ナースに入団した。
この年のドラフトはいわゆる「当たり年」で、先日引退したフィリップ・リバース、イーライ・マニング、ベン・ロスリスバーガーのQBトリオや、WRラリー・フィッツジェラルド、RBスティーブン・ジャクソン、DEジャレッド・アレン、DTヴィンセント・ウィルフォークら名選手が名を連ねた。
ウッズさんも将来を期待されていたが、親指の腱を断裂するなど、負傷が大きく影響し、不本意な選手生活を送った。
引退後は生まれ故郷のオクラホマ州に戻って高校フットボールチームのコーチとして活動。就任前は0勝10敗だったチームをオクラホマ州の3A選手権で優勝に導くなどの手腕を発揮してきた。釣りの腕もプロ級という。
ライズは、新型コロナウィルス感染症が世界的に拡大し、フィールドでの活動が厳しく制限されるようになった昨年来、オクラホマ州立大の選手OBを講師として、日本の学生選手のためにオンラインクリニックを開催してきた。
昨年8月には、QBブランドン・ウィーデンさん(元ブラウンズなど)、10月にはQBジョシュ・フィールズさん(野球に転向して元MLBホワイトソックスなど)、OLチャーリー・ジョンソンさんを招いた。ライズジュニアチームの小学生から、大学生選手までが参加して、活発で多彩なやり取りがあったという。
2004年のドラフト1巡で指名され、49ナースに入団したラショーン・ウッズさん=photo by Getty Imagesライズが発表したクリニックの主な実施概要は次の通り
開催日時:2月6日(土曜日)午前10時~午後1時参加方法:オンラインミーティングアプリ「Zoom」を利用参加定員:特に設けず・第1部:選手向けWRクリニック 10:00-11:15 内容は当方で事前に用意したアジェンダに従って進行。 ウッズ氏と直接会話を希望する参加者(パネリスト希望者)は応募フォームに項目があり、そちらにて回答。 →希望者多数の場合は、主催者側で選出。・第2部:コーチ・学生幹部向けコーチングクリニック 11:30-12:45 内容は当方で事前に用意したアジェンダに従って進行。※応募方法、参加条件、参加資格、その他注意事項などの詳細はノジマ相模原ライズの公式HPを参照のこと。応募締め切りは2/4(木)の正午。