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2021-04-21

間瀬秀一コーチの強化スクール1『サッカー選手の初速が速くなるスタートモーショントレーニング』

日本サッカー発展のためにサッカーに必要な製品を提供するフットボールギアと間瀬秀一コーチのコラボで行われた強化スクール。静岡県西部トレセンの小学5年生23人を集めて行われた内容を紹介する。1回目はサッカー選手が速く走るための姿勢、トレーニングを学ぶ。


間瀬秀一( ませ・しゅういち)
モンゴル代表監督
1973年10月22日生まれ、三重県出身。日体大卒業後にアメリカ、メキシコ、グアテマラ、エルサルバドル、クロアチアでプレー。2003年より千葉でイビチャ・オシム監督の通訳を務める。2007年より千葉、岡山、東京Vでコーチ、2015年より秋田、愛媛の監督を歴任した。2020年6月より愛知県リーグのワイヴァンFCのポリバレントコーチに就任、幼児からトップチームまで全カテゴリーの指導に携わる。また、一般社団法人日本スプリント協会を設立し、サッカーの現場でスプリントの指導も行っている。2021年4月8日、日本サッカー協会のアジア貢献事業の一環として、モンゴルのフル代表とU-23代表の兼任監督となることが発表された。

一般社団法人日本スプリント協会の速く走るためのトレーニング基礎編

A基本姿勢

両足の間を3㎝開け、つま先は真っすぐにして骨盤を前傾させる。おへその下2㎝のところを2㎝奥に押して、少し胸を張る。横から見ると、手は体の真横にピンと伸ばし、耳、肩、腰の骨、くるぶしがほぼ一直線になる。
ポイント:ボールを止めるとき、走るとき、ターンするときもこの姿勢がいい。

Bつま先4点立ち

走りながら地面に足を着くときに、ぐっと地面をとらえたあとに、親指、人差し指とその下の計4点にしっかり体重を乗せられると速く走れる。その感覚をつかむため、基本姿勢から足の4点だけに体重をかけて20秒間キープ。目線は目の高さで遠くを見て、足の外側に体重がかからないように注意する。
ポイント:つま先だけ着いて走ると速いかもしれないが、足への負担、筋肉疲労が大きく、ケガにつながりやすいため、サッカー選手は足の前半分だけ使って速く走る。

Cスタートモーション


基本姿勢から片足を2足分下げ、前足の股に紙を1枚挟むイメージで45度まで前傾する。イメージより少し倒すくらいで、前足とは逆の手を前に出す。スタートして5mくらいまで45度前傾、その先は上体を起こしていく。
ポイント:足が速い人は体の前ではなく、後ろで腕をしっかり振ることによって前への推進力を生み出す。スタートしたら、腕を後ろに思い切り振る。

D横向き腿上げ
進行方向の足だけ腿上げ、もう一方の足は膝を曲げずに真っすぐ地面につきながら、腕をしっかり振って横方向に進む。足を上げて地面に着くとき、足の前半分だけで最初に着いてから踵を着くのはOK。片足を着いてから次の足を上げるのではなく、空中でポンと両足を入れ替えるイメージ。
ポイント:足が速い選手は後ろ足が伸びて、頭までピンと真っすぐになる。横向きの腿上げをやることで、その感覚を身に着ける。


※サッカークリニック2021年2月号に掲載

取材・構成・写真/池田晋

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