close

2021-04-16

【アメフト】CFLグローバルドラフト、丸尾、山岸、町野、佐藤ら6選手が指名される

ウィニペグ・ブルーボマーズ から1巡で指名された丸尾玲寿里  LB(♯44 アサヒ飲料チャレンジャーズ)=撮影:小座野容斉

全ての画像を見る

カナダのプロフットボールCFLは、現地4月15日(日本時間16日未明)グローバルドラフトを開催、日本からは、6選手が指名された。

 LB丸尾玲寿里(アサヒ飲料)が1巡で、LB山岸明生、OL町野友哉(ともに富士通)、K佐藤敏基(IBM)が2巡で、K山崎丈路、RB李卓(ともにオービック)が3巡で指名された。近江克仁(IBM)、松井理己(富士通)ら、4人がエントリーしたWRは全員選ばれなかった。

 また、李卓は、昨年のCFL地域コンバインで、優れた成績を残したが、今季はNFLの国際的な選手育成制度・IPPプログラムの候補に選抜されて、米国で10週間にわたるトレーニングを終えたばかり。CFLでのプレーより、NFLへの挑戦を優先する可能性は高い。

 グローバルドラフトは、海外選手がCFLに挑戦するための枠組みだ。2019年秋に、CFLが日本のXリーグなど、世界各国のリーグと結んだパートナーシップに基づいて、米国とカナダ以外の世界各国から選手を集めた。


  CFLは、「CFL 2.0」という国際化戦略の中で、グローバルプレーヤーという枠を創設した。これはアメリカ人、カナダ人以外が対象で、1チームあたり、正規選手が2人、練習選手が3人。計45人の枠の内、36人が今回のコンバインとドラフトで決まった。各チームあと1人づつ枠が残っているために、今回指名漏れした選手も、CFLでプレーする可能性はまだ残っている。

今後のスケジュール(予定)


4月15日 CFLグローバル・ドラフト
5月中旬~ トレーニングキャンプ
(3週間)
6月初旬 正規選手/練習選手決定
6月11日公式戦開幕(~10月31日)
11月21日第108回グレイカップ


【1巡】
1巡1位 BC ライオンズ  
ジェイク・フォード P(オーストラリア)
1巡2位 エドモントン・フットボールチーム 
スティーブン・ニールセン OL (デンマーク)
1巡3位 トロント・アルゴノーツ
ティギー・サンコー DB(英国)
1巡4位 ウィニペグ・ブルーボマーズ
◇丸尾 玲寿里  LB(アサヒ飲料チャレンジャーズ)183センチ 102キロ
1巡5位 サスカッチワン・ラフライダーズ
クリストファー・エジーラ RB (ドイツ)
1巡6位 モントリオール・アルエッツ
ジョセフ・ジーマ P(オーストラリア)
1巡7位 カルガリー・スタンピーダーズ
コーディー・グレース P(オーストラリア)
1巡8位 ハミルトン・タイガーキャッツ
ジョエル・ウィットフォード P(オーストラリア)
1巡9位 オタワ・レッドブラックス
アンソニー・マヒョウング WR (フランス)

【2巡】
2巡10位 レッドブラックス
タイロン・バルデ LB (オランダ)
2巡11位 タイガーキャッツ
クリス・マルンバ DL (フィンランド)
2巡12位 スタンピーダーズ
フランクリン・アグバシメアー DL (ナイジェリア)
2巡13位 アルエッツ
◇山岸 明生  LB(富士通フロンティアーズ)182センチ 102キロ
2巡14位 ラフライダーズ
カーレ・ヴェドヴィック P (ノルウェー)
2巡15位 ブルーボマーズ
◇町野 友哉 OL(富士通フロンティアーズ)197センチ 136キロ
2巡16位 アルゴノーツ
◇佐藤 敏基  K(IBM ビッグブルー)178センチ 80キロ
2巡17位 エドモントン
ミシオナ・アイオルポティーペイ DL (ニュージーランド)
2巡18位 ライオンズ
ボー・シャオ・リー DL (中国)

【3巡】
3巡19位 ライオンズ
◇山﨑丈路 K(オービックシーガルズ)173センチ 85キロ
3巡20位 エドモントン
ティボー・ディベイリー DL  (ベルギー)
3巡21位 スタンピーダーズ
アーロン・ドンカ― LB (ドイツ)
3巡22位 ブルーボマーズ
アヨ・オィエローラ LB (英国)
3巡23位 ラフライダーズ
ジョン・ヘンリー・ネル K (南アフリカ)
3巡24位 アルエッツ
◇李卓 RB (オービックシーガルズ)182センチ91キロ
3巡25位 スタンピーダーズ
アイザック・アラーコン OL (メキシコ)
3巡26位 タイガーキャッツ
デビッド・アイジニヨン LB (英国)
3巡27位 レッドブラックス
クリストファー・ファーガソン OL (バハマ)

【4巡】
4巡28位 レッドブラックス
トニー・アンダーソン DB (フランス)
4巡29位 タイガーキャッツ
ドミニク・エバール K (ドイツ)
4巡30位 アルゴノーツ
マックス・ダフィー P (オーストラリア)
4巡31位 アルエッツ
ウィリアムズ・ジェームス DB (スウェーデン)
4巡32位 ラフライダーズ
セバスチャン・サグネ WR (フィンランド)
4巡33位 ブルーボマーズ
アーリン・シポス P (オーストラリア)
4巡34位 アルゴノーツ
サミス・レイエス TE (チリ)
4巡35位 エドモントン
マット・レオ DE (オーストラリア)
4巡36位 ライオンズ
ニコラス・グスタフ DL (ドイツ)

CFLグローバルドラフト 日本人候補選手一覧
カナディアンフットボール

カナダで行われているアメフトと類似の競技。主な違いは、アメフトがフィールド上は11人でプレーするのに対し、カナディアンは12人、オフェンスは4ダウンではなく3ダウン制だ。1人多い選手は、オフェンスではレシーバー、ディフェンスではDBとなる。フィールドは幅が2割強、長さが1割、カナディアンが大きい。さらにエンドゾーンはアメフトの倍の奥行20ヤード。必然的にアメフトよりもパスが中心となり、ハイスコアな展開が主となる。

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事