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2021-04-19

【ボクシング】柳光会長への処分取り消しへ

日本プロボクシング協会と東日本ボクシング協会(花形進会長)は19日、RK蒲田ジムの柳光和博会長に3ヵ月のライセンス停止処分を科した日本ボクシングコミッション(JBC)に対し、処分の取り消しと公式の謝罪を求める抗議文を提出。同日、JBCは改めて審理することを決めた。

 3月10日、東京都内の牧田総合病院で行われた前日検診、計量中に柳光氏がJBC職員に激高、大声で怒鳴りつけ、検診終了後も同病院前の道路上で同職員に恫喝行為を続けたとして、JBCは13日付で柳光氏に3月10日から3ヵ月のクラブオーナーライセンス停止処分を科していた。

 柳光氏への聴取もなく処分を決定したJBCに対し、協会は制裁手続きと制裁処分の内容が違法であると抗議。協会の調査によると、柳光氏は協会の健康管理委員長としてJBCの業務を補助する際、同職員から「心情を考慮しないと言わざるを得ない発言」をされたという。また、同職員とのやり取りは「必ずしも激高して怒鳴りつけたり、恫喝したものではない」とした。

 協会は19日付で処分の即日取り消しと柳光氏への公式な謝罪を求める抗議文を提出。要請に応じてもらえなければJBCへの協力活動、支払いなどを停止せざるを得ず、同時に処分の違法性を徹底的に争う姿勢を示した。これを受けてJBCは同日、公式ホームページから柳光氏への処分の告示を削除。処分に至る手続きが適切であったかを見直し、改めて審理することを決めた。

写真/BBM

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