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2021-05-07

【しゅりんぷ池田のカード春秋】選手名のアルファベット表記に異変が

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きっかけとなったのは...

 毎年恒例のBBMベースボールカードの1stバージョンが今年も発売となりました。カードの表面にアルファベットで選手名が表記されているのが定番ですが、最近この表記に異変が起こっているのです。

 注目を集めている阪神のルーキー・佐藤輝明ですが、彼の背中に入っている欧文スペルは「SATOH」ではなく「SATO」なのです。同じく中日の新人・加藤翼も「KATO」で同球団の近藤廉も「KONDO」です。これまで球界では「O」の長音を「OH」とするのが一般的でした。これはソフトバンクの王貞治会長が現役時代に背中の表記を「OH」としたことから普及したようです。「O」の1文字で「オー」と読めるのですが、1文字では座りが悪く考案されたスペルが「OH」だったのでしょう。しかし、偉大なプレーヤーだっただけに、その影響力は大きく、「オー」を「OH」と表記する習慣が定着してしまったのです。最近この「H」を付けない選手が徐々に増えていますが、そのきっかけとなったのはソフトバンクの工藤公康監督ではないでしょうか。

 同監督の現役時代のスペルは「KUDOH」でしたが、監督着任後は「KUDO」としており、以降これが広まったようです。「H」表記に慣れた方は「KUDO」では「クド」と読まれてしまうのではと心配されるかもしれませんが英語圏の方なら、「KUDO」と綴られていれば「クドー」としか発音できないのです。今後も「H」なしが増えていきそうですが、阪神でもドラ3ルーキーの佐藤蓮は「SATOH」です。同じチームで表記が分かれているというのは何か変な感じがしますね。
(週刊ベースボール2021年5月3日号 掲載記事再編)

No.001 工藤公康
2021BBMベースボールカード1stバージョン No.001 工藤公康

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