アメリカンフットボール・XリーグのX1エリア東地区に所属する警視庁イーグルスが、9月23日、今年秋の公式戦出場を辞退した。Xリーグの公式ページを通じて発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響によるもの。X1エリア所属チームの今季辞退はPentaOcean(ペンタオーシャン)パイレーツに続いて2チーム目。上位カテゴリーのX1スーパーでは、オール三菱ライオンズが今季の出場を辞退している。
警視庁は、3月下旬以降の全体練習を自粛している。「十分な練習が実現できないまま出場することは、選手の安全面のみならず、関係者の皆様方に多大な迷惑を及ぼすおそれがある」として、今回、辞退を決断した。
警視庁は、X1エリア関東地区の8チームによるトーナメントの1回戦で、アサヒビールシルバースターと対戦(10月25日、富士通スタジアム川崎)する予定だった。Xリーグは、「秋季公式戦の試合日程変更を追ってお知らせいたします」と発表している。今回の出場辞退で、順位決定戦(5・6位決定戦、7・8位決定戦)が開催できなくなるためと思われる。
2020年秋のX1エリア東日本のトーナメント組み合わせ。パイレーツに続き警視庁も辞退したため、現状の組み合わせでは5・6位決定戦、7・8位決定戦が開催できなくなる=Xリーグ提供
昨年秋のリーグ戦、LIXILディアーズと対戦した警視庁イーグルス。今季は無念のリーグ戦辞退となった=撮影:小座野容斉
昨年秋のリーグ戦、LIXILディアーズと対戦した警視庁イーグルス。今季は無念のリーグ戦辞退となった=撮影:小座野容斉