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2021-06-16

【アーカイブ】1964年の聖火ランナー全掲載 岩手県編 聖火はサッカー伝説のキャプテンの故郷を通る

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今大会の聖火リレーは39個目の都道府県となる岩手県につながれている。1964年大会の聖火リレーで岩手県は131名の正走者が聖火をつないだ

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3月25日、福島県からスタートしたTOKYO2020の聖火リレーは、39個目の都道府県となる岩手県につながれている。世は新型コロナウイルスとの戦いの途上、それでもオリンピックのシンボルが日本全国、希望の道をつないでいく。

さて57年前、日本で初のオリンピック開催となった1964年東京大会の聖火リレーの全正走者名簿が、当時小社が発行した『スポーツ・マガジン』10月号に掲載されている。

1964年9月9日、鹿児島県、宮崎県、北海道の3カ所からスタート(北海道スタートの聖火は青森県で二手に分かれた)し、10月10日の最終ランナー坂井義則氏まで、その数、全4341人。これはそれなりに貴重な資料だろう。


1964年10月に発行された『スポーツマガジン10月号』の表紙。ここに聖火ランナー(正走者)4341人の全リストが掲載されている


57年前の聖火リレーは4つのコースに分かれて日本国中を巡り、皇居前で一つにまとまって国立競技場まで繋がれた

インターネットという新たな情報伝達ツールが全盛を迎えている今、57年の時を経て改めて、紛れもなく1964年東京オリンピックの一部を彩った聖火ランナーたちの名前を、歴史と記録に刻み直すことが当社の使命であると考えた。

今年の聖火リレーが走るタイミングに合わせて、「57年前の聖火ランナー(正走者)」の名前を、都道府県別にリレー方式で刻んでいくこの連載。

第39回目の今回は「岩手県」。

1964年9月21日に青森県から現在の二戸市で引き継いだ聖火は、そのまま岩手県の内陸部を北から南へとひた走る。盛岡市、花巻市、北上市、一関市などを経て25日に宮城県へとつながれた。

余談だが、1964年の東京オリンピックでベスト8に入ったサッカー日本代表のストライカーで、4年後のメキシコ五輪で日本男子サッカー史上唯一のメダル獲得を果たしたチームのキャプテンでもあった八重樫茂生さん(2005年に日本サッカー殿堂入り)は岩手県花巻市の出身だ。

1964年・東京オリンピックのサッカー競技は決勝と3位決定戦のみ国立競技場で開催。日本は準々決勝で敗退したため、残念ながら八重樫は、国立競技場に燃え盛る聖火の下でプレーすることは叶わなかった。

その八重樫さん、銅メダルを獲得したメキシコ五輪では、不運にも初戦で靭帯断裂の大ケガを負ってしまった。しかし、その後も精神的支柱としてチームをまとめ、また松葉杖を突きながらチームメイトのユニフォームを一人で洗濯するなど献身的にチームをサポートしたことから“伝説のキャプテン”と称されている。

57年前に岩手を駆け抜けた聖火ランナーの正走者131名は、こちらだ。
※氏名は『スポーツ・マガジン 10月号』に掲載された情報通りです。



1964年東京オリンピック聖火ランナー
【岩手県】
1964年9月21日〜26日 第4コース 131名

1 根岸 誠男
2 千葉 義広
3 神山 源一
4 相馬 章
5 藤田 国昌
6 佐々木 良宣
7 松野 幸悦
8 志賀 善武
9 安ケ平 一
10 工藤 謙一
11 梅垣 正三
12 小笠原 宏志
13 古川 尊
14 猪股 栄一郎
15 奥村 誠四郎
16 勝又 弘雄
17 木戸 康彦
18 小村 誠一
19 高橋 勲
20 原 長橘
21 本間 昭夫
22 小守 誠
23 早坂 正俊
24 佐藤 勝則
25 木村 安美
26 三浦 富夫
27 築部 信克
28 坂下 稔
29 山田 豊
30 橋場 繁雄
31 阿部 秀右
32 近藤 茂
33 工藤 誠幸
34 民部田 勇
35 昆野 功
36 半田 勇二
37 堤 光雄
38 鳴海 守
39 田中 伍一
40 三浦 三五郎
41 千葉 未蔵
42 竹田 肇
43 千葉 武彦
44 熊原 喜雄
45 早坂 富夫
46 柳村 得次郎
47 宇沢 隆
48 玉川 茂
49 上野 春蔵
50 山屋 雄治
51 角掛 宣夫
52 大森 秀男
53 川端 要一
54 沢村 永悦
55 佐藤 重夫
56 佐々木 政利
57 堀合 正行
58 中村 正
59 馬場 宗生
60 村井 俊弘
61 藤井 剛
62 岩崎 一則
63 吉田 耕一
64 小笠原 正一
65 法領田 秀一
66 福島 清見
67 蒲沢 勝
68 曲木 善定
69 藤井 万太郎
70 久慈 昇
71 藤木 修三
72 高橋 好三
73 谷地 貢
74 藤沼 淳一
75 藤原 弘一郎
76 杉浦 恒司
77 浦田 栄二
78 山本 保雄
79 佐々木 勝見
80 伊藤 賢治
81 熊谷 茂明
82 豊見坂 芳隆
83 岩田 博安
84 小原 俊雄
85 工藤 春将
86 山本 利男
87 谷村 定見
88 中島 三男
89 南館 信行
90 斎藤 文人
91 千田 和夫
92 菊地 慶幸
93 高橋 健
94 七戸 勇
95 高瀬 志郎
96 藤原 米夫
97 伊藤 孝真
98 吉田 司
99 伊藤 真郷
100 吉田 光男
101 伊藤 進一
102 及川 希夫
103 飯田 實徳
104 小原 久志
105 佐藤 時治
106 千葉 幸一
107 佐藤 時雄
108 中川 剛
109 小原 敬
110 後藤 哲雄
111 船越 資剛
112 千葉 和志
113 千田 正一
114 小野 憲治
115 磯谷 義正
116 草野 繁男
117 桑島 治仁
118 佐藤 勇
119 菅原 信行
120 佐藤 勢喜
121 滝沢 洋
122 滝沢 次守
123 佐藤 彦悦
124 佐藤 敏春
125 石津 勝弘
126 佐藤 喜三男
127 千田 耕朗
128 熊谷 素
129 熊谷 巌
130 小林 修一
131 村上 正



次回の1964東京五輪聖火ランナー全リストは6月19日に「宮城県編」を掲載予定です。

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