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2021-07-10

【女子ボクシング】藤岡奈穂子がアメリカ初陣に勝利 さらなるビッグマッチ求める

念願の米デビューに笑顔の藤岡(写真/ゲッティイメージズ)

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WBA女子世界フライ級チャンピオン藤岡奈穂子(45歳=竹原慎二&畑山隆則)は9日(日本時間10日)、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのバンク・オブ・カリフォルニア・スタジアムでスレム・ウルビナ(31歳=メキシコ)とタイトルマッチ10回戦を行い、2-0の判定勝ちで3度目の防衛に成功した。

  広大なサッカースタジアムに特設された屋外リング。カリフォルニアの強烈な陽射しを浴びて念願のステージに立った藤岡は「日本の5階級チャンピオン!」とコールされると、まぶしそうに笑みを浮かべた。

 ゴングとともに前進して挑戦者に迫ったが、ウルビナもなかなかの曲者。柔らかい上体でダッキングして藤岡の空振りを誘い、右クロス、左フックをタイミングよく合わせてくる。ただ、破壊力は感じられない。藤岡は3回にボディ攻めで活路を切り開き、中盤からペースを支配。腰の入った左フックのレバー打ちから右ストレートを顔面に返し、下がるウルビナを精力的に追い立てた。

 最終回もセーブしないで攻めたのは、やはりポイントへの不安があったからか。案の定、下された採点は1人が95対95のドロー、残る2人は99対91、96対94と、いずれもかけ離れていた。ともあれ、来月で46歳になる日本の5階級制覇女王は2年ぶりの試合で衰えぬ実力を証明した。

 放送席に呼ばれると「自分のリズムをキープできた」と英語で即答。ゲスト解説のWBC王者マーレン・エスパルサにも統一戦を呼びかけた。さらなるビッグマッチへ――。アメリカのリングをキャリアの集大成にしようという藤岡の野望は、いよいよ果たされようとしている。
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