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2020-01-09

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SPECIAL INTERVIEW 良質な睡眠でパフォーマンスアップと疲労回復を目指す

アスリートにとって睡眠は疲労回復の基本。どのような練習をするのかももちろん大切だが、それ以上に栄養と休養の質が、パフォーマンスに影響を及ぼす。現役時代には、陸上競技1万mの日本代表として活躍し、現在は一般ランナーから大学 生のトップランナーまでを指導する高尾憲司氏に、自身の経験も踏まえながらトップアスリートの睡眠への取り組みについて、お話を伺った。

高尾憲司(Running Club Blooming 顧問)

競技力を分ける鍵は「栄養」と「休養」にあり

 現在はランニングコーチとして、一般ランナーから大学生のトップランナーまでを指導する立場にあります。また、私自身も、かつては陸上競技の長距離走選手として、実業団に所属していました。そうした自身の経験や、ランニングコーチとして指導するなかで感じることがあります。

 それは、チームによって練習メニューは当然異なるものであり、違ったことをしているように思えるかもしれませんが、実際には、実業団でも大学でも練習内容はほとんど変わらない、ということです。練習内容に大差がないとすれば、一体何が競技力に差をつけているのか――。それが「栄養」と「休養」です。

 私が2013年に長距離コーチに就任した立命館大学陸上部は、18年の出雲駅伝で9年ぶりに順位を1桁に上げ(7位)、19年は6位になりました。その飛躍の要因こそが、まさに栄養と休養なのです。具体的にいうと、栄養面では管理栄養士によるバランスのよい食事をとり、休養面では昨秋からトレーナーに入ってもらって、ケアをお願いするようにしました。こうした取り組みが奏功して、ケガ人がゼロになりました。

 栄養と休養が重要であることは、一般のランナーにもいえます。ある調査結果によれば、一般ランナーの約8割が、脚に痛みを抱えているそうです。その原因は、オーバートレーニングです。とはいっても、トレーニング量を増やせば必ずケガをするのかというと、強度を落とせば負荷は減るので、一概にそうとはいい切れません。その真相は、強度と量とのバランスが、ある一定を超えることでケガにつながるのです。「限界」を超えないようにカバーするのもまた、休養です。

 休養と一口にいっても、さまざまなアプローチがあると思います。前述のトレーナーによるケアもその1つですし、練習の強度や量を調整することも、休養に値します。しかしながら、究極の休養といえばやはり「睡眠」です。寝ている間に身体は最も回復しますし、眠ることで精神的にリラックスできるからです。十分な睡眠時間を確保することで、翌日の練習が充実するだけでなく、いい睡眠の習慣がアスリートとしての土台をより強固なものにしてくれます。

たかお・けんじ/ 1975 年、京都 府生まれ。宇治高校(現・立命館 宇治高校)では、1・2 年時に全 国高校駅伝に出場。3 年時にはイ ンターハイ 1500m で 3 位入賞。 旭化成に就職し、95・97 年の世 界陸上 1 万 m 日本代表に選出。 98 年日本選手権 1 万 m では優勝 を 飾 っ た。2006 年 に Running Club Blooming を立ち上げ、一般 ランナーに指導を開始。13 年か らは立命館大学男子陸上競技部の 長距離コーチに就任し、今年 10 月の出雲駅伝では 6 位に導いた。 また、18 年に同大学大学院に入 学し、トレーニング科学を勉強す る大学院生でもある。

睡眠は毎日必ずとるもの。だからこそ質と量にこだわる

 例えば、夏の暑い季節に朝練習をしようと思ったら、5時には起きて準備を始めなくてはならないといえます。そうすると、一定の睡眠時間を確保するなら、22時頃には寝る準備をする必要があるでしょう。

 私が現役の頃は、必ず22時に就寝し、睡眠時間を8時間確保していました。朝に練習した後、長くて16時まで勤務し、その後にまた練習するというスケジュールだったので、自分が最も体調がよいと感じる8時間睡眠をとるためには、22時には布団に入る必要があったのです。

 ところが、皆さんにも経験があるのではないかと思いますが、試合前日は、なかなか寝られないものです。ただ、私の場合は「勝てるかな...」「走れなかったらどうしよう」と考えるのではなく、「勝ったら、どんなガッツポーズをしようかな」と考えるうちに興奮して寝つけず、さらに「もしかしたらこのまま寝られないんじゃないか」と思うと、本当に寝られなくなるのです。

 そうなったときは「いつものことや」と開き直り、布団で横になり、朝が来るのを持っていたものです。

 一睡もできなかったこともあり ますが、日頃から十分な睡眠をと っていたので、試合に支障を来す ことはありませんでした。

 アスリートならば、睡眠確保のために、いろいろな工夫を凝らしていることと思いますが、心身共に休めるためには、就寝中にリラックスできることが大切です。その点で、「エアロクレイドル」は効果的だと感じており、私も愛用しています。

 自宅はもちろん、一般ランナーの指導を行うランニングステーション(BLOOMING LAB)で寝る際にも「エアロクレイドル」を使っています。BLOOMING LABでの指導に加えて、大学陸上部での指導、そして現在は大学院生としての研究活動を同時にやっており、週3回は朝練習のために、5時には大学へ行くような生活をしています。そのため、移動にかかる時間をできるだけ短くするために、大阪市内のランニングステーションで寝るのです。

「エアロクレイドル」を床にそのまま敷いて寝ますが、それでも寝心地はとてもいい。ファイテン独自の加工により、よく眠れます。また、クッションサイズの「エアロクレイドルクッション」は、イベントのときに椅子に敷いて使います。持ち運びも楽なので、レースや遠征に持っていき、ストレッチのときなどに使うのがお勧めです。

 一般的なケアは、そのための時間をエキストラでとる必要があります。しかしながら究極の休養である睡眠は、毎日当たり前のようにとるものなので、面倒ということはまずないはずです。だからこそ、質も量も充実したものにすべきです。その積み重ねが、パフォーマンス向上やケガの予防につながってくるはずです。

ランニングステーション
「BLOOMING LAB」

大阪城のランに便利なランニングステーション「BLOOMING LAB」では、エアロクレイドルを使用。コンディショニングルームではエアロクレイドルに寝ながらケアが行える。

所在地
大阪府大阪市都島区片町2-2-64
営業時間
平日17~22時、 土・日曜、祝日8~17時(月曜定休)

利用料
ビジター750円、月会員3900円

「ラン眠グ」

トレーニングをする過程で、身体のケアは非常に大切です。足首や膝などの部位に対するボディケアだけではなく、良質な睡眠をとり、カラダ全体を休めることが重要だとファイテンは考えています。ファイテンはランナーにとって「睡眠」が非常に重要だと考え、「ランニング」と「睡眠」を合わせた「ラン眠グ」プロジェクトを実施しています。

良質な睡眠をサポートする寝具 「エアロクレイドル」5つの機能性

1.クッション性
「立体網状構造」で、縦方向だけでなく前後・左右・斜めと、いかなる角度で接していても、接している面に対して反発する。体圧分散性に優れ、寝返りを徹底サポート。

2.丸洗い&アルコール消毒可
ポリエチレン素材のため、丸洗いやアルコール消毒が可能で、いつも清潔に保つことができる。空気量が多く、洗っても数時間で乾く。

3.通気性
ほとんどが空気層のため、通気性が抜群。湿気もたまりにくいため、 夏は涼しく、冬は暖かい。

4.軽量
シングルサイズで重さ4.5kgと軽く、女性でも持ち運びできる。丸めてコンパクトに収納できるため、場所もとらない。

5.耐久性
長時間の使用を想定した約8万回の耐久性試験を実施。左右のフチ 部分はアクアゴールドファイバーの密度を高めている。

サイズ:シングル(約98cm×約196cm×厚さ約3cm) 価 格:4万5000円+税

星のやすらぎエアロクレイドル
カバーにメタックスを、中材にアクアゴールドを配合したマットレス。カバーと中材は丸洗い可能。シングルからダブルの大きさまである。

サイズ:約40cm×約40cm×厚さ約3cm 価 格:6400円+税

星のやすらぎエアロクレイドル クッション
エアロクレイドルのクッションサイズ。職場や自宅で長時間座るときに最適。

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