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2021-10-11

プロレス最強神話崩壊…高田延彦がPRIDEでヒクソン・グレイシーに惨敗【10月11日は何の日?/週刊プロレス】

ヒクソン・グレイシーにグラウンドで攻め込まれる高田延彦

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 1997年10月11日、総合格闘技イベント「PRIDE1」東京ドーム大会で高田延彦がヒクソン・グレイシーに敗北した。

 高田は何もできなかった。試合開始早々、直線的にプレッシャーをかけてきたヒクソンに対して、グルグル回りながらも徐々に追い詰められていく。

 ヒクソンがタックルにきた時、一度ヒザ蹴りを決めるチャンスもあった。だが、そうしようとした時にはすでにヒクソンの上半身は、高田のもう一方の脚部にピタリと張りついていた。

 テイクダウンからマウントポジションを奪われると、腹部へのパンチを浴びる。そして、右腕に絡みつかれると腕ひしぎ十字固めで1ラウンド4分47秒、ギブアップ負け。試合後のヒクソンは「タカダのキックやパンチには自信が感じられなかった」と語った。

 プロレス界としてはその敗北という結果はもちろんのこと、“最強”という異名を持つプロレスラーがヒクソンに手も足も出なかったという事実が大きな衝撃となった。高田は「今日で終わりだと思わないでください。これがスタート…スタートというよりも第一歩です」とだけコメント。1997年10月11日、プロレス界にとって大きな分岐点となった。

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