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2018-12-02

早稲田大が2年ぶり5回目の甲子園ボウル 東北大を破る=東日本代表校決定戦

アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」の東日本代表校決定戦、早稲田大学(関東学生TOP8優勝)対東北大学(東北学生リーグ優勝)の一戦が12月2日、東京都調布市のアミノバイタルフィールドで行われ、早大が55-14で東北大を破って、2年ぶり5回目の甲子園ボウル出場を決めた。早大は12月16日、阪神甲子園球場で、西日本代表の関西学院大学と学生日本一の座をかけて対戦する。

【早大 vs 東北大】東北大QB長谷部にラッシュする早大主将・DLの斉川=2018年12月2日 撮影 Yosei Kozano.

早稲田大学○55-14●東北大学(アミノバイタルフィールド、12月2日)

早大が東北大のオフェンスに苦しみながら、最後は総合力の差で5回目の甲子園ボウル出場をつかんだ。

早大はQBに2年生の宅和真人を先発起用、パワーバック片岡遼也のランプレーを中心に、力で押しながら要所で宅和のパスが決まった。対照的に東北大はQB長谷部翔太のパスを中心に、モーションや多彩なスペシャルプレーを繰り出した。

【早大 vs 東北大】ラン165ヤード2TDで、早大オフェンスをけん引したRB片岡=2018年12月2日 撮影 Yosei Kozano

第2クオーター(Q)中盤までは互いにタッチダウン(TD)を取り合う互角の展開だったが、第2Q7分に、この日の最優秀選手に選ばれたWR遠藤健史が88ヤードのキックオフリターンTD。さらに、片岡が40ヤードのランTDで28-14で後半へ折り返した。

【早大 vs 東北大】ビッグリターンを連発し、この試合のMVPに輝いた早大WR遠藤=2018年12月2日 撮影 Yosei Kozano

第3Q、早大はディフェンスがターンオーバーでつかんだチャンスを確実にドライブ、QB宅和の2TDパスなどで21点を積み重ね東北大を突き放した。オフェンスの獲得ヤードとファーストダウン更新は、早大が374ヤード・16回、東北大が302ヤード・17回とほぼ互角。キッキングのビッグリターンと、ターンオーバーの差が勝敗を分けた。

試合後、伝統の応援歌「紺碧の空」を、全員で大合唱した早大の選手たち。関西勢に勝つことを、今季のチームの目標としてきた、斉川尚之主将は「関東で勝ったから、甲子園ボウルに出たから、それで喜んでいる選手はいない。これからの2週間、一番厳しい練習をして、関学大を倒す」と甲子園初制覇を固く誓った。

【取材・撮影:小座野容斉】

 アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」の東日本代表校決定戦、早稲田大学(関東学生TOP8優勝)対東北大学(東北学生リーグ優勝)の一戦が12月2日、東京都調布市のアミノバイタルフィールドで行われ、早大が東北大を破って、...

アメリカンフットボール・マガジンさんの投稿 2018年12月2日日曜日

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【早大 vs 東北大】第1Q6分、早大QB宅和からのパスをキャッチしたWRブレナンがエンドゾーンに飛び込んで先制TD=2018年12月2日 撮影 Yosei Kozano

【早大 vs 東北大】大学の公式戦では初先発ながら落ち着いたクオーターバッキングでチームを勝利に導いた早大QB宅和=2018年12月2日 撮影 Yosei Kozano

【早大 vs 東北大】東北大のスクリーンパスで、OLのブロックをかいくぐって早大LB野城が東北大WR景山をタックル、ファンブルさせる=2018年12月2日 撮影 Yosei Kozano

【早大 vs 東北大】パスで277ヤード、ファーストダウン13回更新と奮闘した東北大QB長谷部=2018年12月2日 撮影 Yosei Kozano

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