27日(日本時間28日)、アメリカ・ニューヨークでIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦に出場する尾川堅一(帝拳)は23日(日本時間24日)にメディア用の公開練習を行った。 渡米3日目になる尾川の調整はすこぶる順調のようだ。この日は、メインイベントの4団体統一世界ライト級タイトルマッチに出場するテオフィモ・ロペス(アメリカ)、ジョージ・カンボソス・ジュニア(オーストラリア)らとともに市内のニューヨーカーホテルでDAZNのインタビュー、撮影があり、夕刻からはイーストリバーを越えて、ブルックリンにあるグリーソンズジムで練習を公開している。
今回は小会場の“Hulu”シアターでの戦いになるが、同じ場所にあるマディソンスクエア・ガーデンは19世紀から知られるボクシングの殿堂、グリーソンズジムも1937年創設のニューヨーク最古のボクシングジムになる。このジムで練習したスーパーボクサーは数百の概算をもはるかに超えるかもしれない。
「伝統のあるジムで練習ができてとても光栄です、広く趣がある、とても良い感じのジムでした」
尾川は伝説のジムで流した仕上げの汗に手ごたえを感じていた。そして、対戦相手のアジンガ・フジレ(南アフリカ)とも初めて対面している。
「とても良い感じの印象を持ちました。顔は小さく、スラッとしていたものの、身長は自分より少し小さい感じでした。こうやって対戦相手と対面すると、テンションも上がりますし、イメージも膨らみます。練習での動きもイメージと変わらないと思いました」
減量も順調で、思っていたよりも体重が落ち、昼も夜も十分に食事を摂れたという。そして、景気のいい言葉でこの日を締めくくっている。
「今日も1日、絶好調でした!」
試合は28日午前10時よりDAZNでライブ・ストリーミング中継される。
情報提供◎帝拳ジム 写真◎Ed Mulholland/DAZN Boxing