close

2018-04-11

PR

猫ひろし ランニャーソックスを語り尽くす 「僕がリオで履いた薄手タイプがついに一般発売されます!」

猫ひろしさんが、リオデジャネイロを疾走したときに履いていたソックスは、一般に発売されているランニャーソックスではなかった。それは、アスリート用に特別に生産された薄手のタイプだった。その薄手のソックスがついに一般発売されることになった。プロデューサーとしてこのソックスに込めた思いを聞いた。

――猫さんが、ランニャーソックスのプロデューサーになったいきさつを教えてください。

 何年か前に僕のホームページにメッセージがきたのです。熱量がすごく多いメールです。「ソックスを作りたい。ランニングといえば猫ひろしさんです。よろしくお願いします」と。だいたい、ホームページにくるメッセージは、変な人からくることが少なくないんです。怪しかったので、しばらくそのままにしておいたんです。そしたら、1週間に10回くらい「猫さん、よろしくお願いいたします」と(笑)。これは本気だなと思って、事務所にこういうメッセージが来ていますと連絡しました。すでにそのときには事務所にもその人から連絡が来ていて、「土橋商店さんでしょうと。面白いから電話してみようとマネジャーが電話をしたら、すごく面白い人でした。

 調べたら、土橋商店はランニングのお店ではなくて、激安のお店。うちの事務所の久本(雅美)さんが、番組のロケで取材に行っている有名なお店でした。どうしてそのお店がランニングのソックスをつくることになったかというと、事業を拡大するために何かないかと思っていたそうです。今、ランニングがブームだから、ソックスをつくるのはどうだろうということになった。ソックスをつくるのだったら、誰かモデルが必要だということになり、土橋社長がランニングだったら猫ひろしさんと言ってくれて、それで僕のところに来たそうです。

――それは何年前のことですか。

 僕が、カンボジア人になっていましたから、ロンドン五輪への出場への道が閉ざされた頃です。だから、6年弱くらい前です。土橋社長から連絡がきて、実際に会って、ソックスを開発しましょうということになりました。何しろ初めてのことなので、最初は僕が履いていた他社の商品を参考にしました。

 土橋社長を信用できるなと思ったのは、実際に彼が走り始めたからです。僕の前では「猫さんが走っているから僕も走ります」と言っても、実際にやる人は本当に少ない。みんな走らないんです。でも、土橋さんが信用できたのは、僕の大会に来て、一緒に走ってくれたんです。ランニングにはまって、100㎞マラソンにも挑戦しました。実際に履いて靴下を試していたので、この人は信用できると思いました。

 試作品を試したのは、1年間くらいでした。試作品を作って、「これは履きづらいですよ」と僕もズバズバ言うので、「すみません、すみません」と言って作り直してくれました。最終的によくなったのが、最初の厚手のバージョンです。でも生地が厚かったので僕には合わなかった。そして、僕が履くから、猫のマークと魂の文字を入れてくれました。

――猫さんにとって、いいソックスってどういうものですか。

 ストレスにならない。履いていて気にならない。そういうソックスがベストです。靴下を履かないと血が出たりするじゃないですか。だから、靴下は履かないわけにはいかない。でも、ストレスは感じたくない。僕はそこが一番ですね。

 違和感があるとそれだけでストレスになる。そうならないソックスを目指しました。厚手のソックスもいいのですが、レースのときはより軽いほうがいいので、僕のために特別に作ってもらいました。僕がリオのときに履いていたのは、今回発売された薄手のソックスです。これは、薄いし密着感もあるし、ストレスがない。すごくよかったのですが、いままで販売されていなかったんです。

 今までは中国で作っていたのですが、今回からメイドインジャパンになりました。縫製の精度がよくなって生地もよくなった。でもお値段は800円。僕の誕生日が8月8日なので、800円。末広がりでめでたい。従来の厚手は500円です。

――5本指を好む人がいますが、猫さんは5本指ではないほうがいいのですしょうか。

 猫なので(笑)。よく言われるのですが、僕は1本ずつ指が包まれることにストレスに感じてしまうのです。5本指でないほうが慣れ親しんでいるのでストレスを感じないのです。最近、マラソン大会などでランニャーソックスを履いてくれている人が多くて、5本指はないのですかと、言われるのです。それで、これから作るんですよ。現在、製作中です。5本指でお客さんのニーズに応えます。

――デザインがカラフルです。これは猫さんの好みですか。

 僕は赤や青のウエアを身に着けることが多いので、土橋社長が僕のイメージで作ってくれています。厚手には猫のマークが入っていますが、レース用には入っていません。土橋商店がやるということで、意味が1つあって、土橋商店の看板は激安。日本一の激安王です。激安グランプリで優勝しているので、いかに安く売るかというのがテーマです。いかに安くて、いかにいいランニングソックスをつくるか。だから厚手はにゃんコインならぬワンコインです。500円は安いですよね。

――普通のランニングソックスは1000円以上します。

 だから、ぜひ皆さんに試してもらいたい。500円ならつぶしもきくじゃないですか。合わなかったら…そういうことを言っちゃいけないのか(笑)。でも、合わないって聞いたことないです。

ねこ・ひろし
1977年、千葉県市原市生まれ。中学・高校は卓球部だったが、校内マラソンでは常にトップ。2008 年の東京マラソンが初マラソンで3時間48分。10年の東京マラソンでは初のサブ3(2時間55分)。その後、カンボジア国籍に。15年東京マラソンは2時間27分52秒で、サブ2. 5を達成。16年のリオ五輪に出場した。

――最初に厚手を作ったのは何か理由があるのでしょうか。

 いろいろな人に履いてもらいたかったんです。マラソンをやる人もやらない人も。有名選手が履いている靴下を通勤通学にも履ける。歩いたり、仕事をしたり、履き心地がいいのは厚手なんです。薄くするとランナーに特化してしまう。走らない人も履き心地がいいなあと思ってもらいたかったんです。あとはデザイン性。ポップにしてインパクトのある靴下を作りたかったんです。当時は土橋社長がランニング初心者だったので、厚い方がクッションがあっていいと思っていたそうです。

――締め付けも適度な感じですよね。

 締め付けがきついと気になるからダメだと、何回も履いて、何回も僕は言ったんです。走っていて何にも気にしないのが一番いいじゃないですか。

――薄手と厚手は、走ったときにどんな違いがありますか。

 厚手はクッション性があるので、ジョギングのときとか、ランニングを始めたばかりの人に向いていると思います。薄手はレース用。上級者に向いていると思います。

――最初からリオで履いた薄手はあったのですか。

 100足くらいかな。いろいろなものを試して、これいいと言って、中国で特別に少ないロットで作ってもらいました。僕は薄手がいいのですが、猫魂が入った厚手のほうが売れるんです。土橋社長が速くなるに従って、薄いタイプが自分でほしくなったようです。これから暑くなる。暑くなると汗をかく。薄手でドライのほうが速乾性がある。僕がリオで履いた靴下を激安で売りたいと思ったようです。

――他社の製品では、滑り止めがついているタイプもあります。

 滑り止め付きはあまり好きじゃないですね。携帯電話もそうですが、機能がいっぱいありすぎても使いづらい。シンプル イズ ベスト。それがいいと思うのです。気にならないのが一番いいと思います。

――同じ薄手でも、中国製と日本製とでは違うのですか。。

 日本製のソックスが初めて3月5日にできてきました。素材や縫製も断然よくなっている。違いはマラソンのタイムに如実にあらわれています。しばらく2時間半を切れなかったのですが、東京マラソンで久しぶりに2時間半を切れました。そのときに履いていたのが日本製です。

――何がどう違うのでしょうか。

 具体的に言うと、編みの密度が違うんです。中国製は粗いくてざらざらしていて、洗濯をすると傷みやすいのですが、日本製はいい糸を使っているので、密度があって傷みにくいのです。また、包まれ具合が中国製よりいいです。裏の糸くずをカットしている丁寧な手づくりです。3月の板橋シティマラソンで6人の知り合いが履いたのですが、自己ベストが出た人もいます。

――国内でも、いい工場で作ったのですね。

 いい工場です。奈良の工場。奈良は靴下の名産地です。そのなかでもスポーツ系に特化した工場を見つけてもらいました。土橋社長はドラマの『陸王』を見たときに、靴下の『陸王』の物語を作りたいと言っていました。僕の役は滝沢くんにやってもらいます(笑)。

――ありがとうございました。

ランニャーソックス薄手タイプ(日本製)
定価:¥1,500+税 特別販売価格:¥800+税

ランニャーソックス厚手タイプ(中国製)
定価:¥1,500+税 特別販売価格:¥500+税

猫ひろし動画 - YouTube

youtu.be

株式会社 土橋商店 03-3387-6639  Amazon で発売中!

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事