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2022-03-27

【ボクシング】重岡銀次朗がアウェーで日本王座獲得

重岡(右)が右ボディブローで攻める

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27日、沖縄・豊見城市民体育館で行われた日本ミニマム級王座決定戦10回戦は、同級1位の重岡銀次朗(22歳=ワタナベ)が2位の仲島辰郎(27歳=平仲BS)に3-0の判定勝ちを収め、新王者となった。

 アウェーの沖縄に乗り込んだ重岡が、序盤から多彩なコンビネーションでリードを広げた。仲島は3回にバッティングで左目上をカット。前戦の谷口将隆(ワタナベ)戦に続き流血に見舞われたが、5回には右をカウンターで決めて一瞬、重岡のヒザを揺らした。

「倒すつもりだった」という重岡だが、タフな仲島の抵抗を受け、中盤以降は勝利に徹したボクシングに切り替えた。フルラウンドを戦い、ジャッジ3氏が下したスコアは99対91が2人に98対92が1人。ダウンは奪えなかったものの、重岡が大差の判定勝利を飾った。

日本のベルトを獲得した重岡
日本のベルトを獲得した重岡

 重岡はデビューから無敗の7連勝(5KO)で、2つめのタイトルを獲得。プロ4戦目で手にしたWBOアジアパシフィック同級王座は2度防衛後に返上。現在はWBA4位、WBC3位、IBF5位、WBO3位と各団体のランキングで上位につけるが、この日は「いい経験になった。まだまだ課題が見つかったので、レベルアップしていきたい」と、世界については言及しなかった。2度目の日本タイトル挑戦に失敗した仲島は、15戦11勝(7KO)3敗1分。「3度目」に期待を抱かせる健闘を見せた。

写真/G-KEN

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