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2017-09-12

書籍「除脂肪メソッド」、異例の重版出来の理由を Amazonのレビューから読む。

重版出来!
書籍「除脂肪メソッド」、売れてます。
異例のことです。
2014年9月に発売したムック(雑誌の体裁で単発で発行する刊行物)を、1年間の販売期間終了後、書籍サイズに縮小して再発売したら、バンバン売れちゃって、2015年9月現在、6刷!
書店で雑誌棚に陳列されるムックは、3~6ヵ月後に販売期間終了、断裁となります。売り上げの特によかったムックに関しては、その後、ごく稀に、書籍化して販売再開することがあるのですが、書籍化してから、5回も刷り増すなんてことは、めったにあることじゃないのです。
なんで、こんなに売れるのでしょう?
Amazonのレビューあたりを読むと「テレビでやってるダイエット法などに振り回されてしまって悩んでる人にはオススメします。テレビや安易なネットサーフィンでは得られない、本質を教えてもらえるはずです」といった内容が多いですね。
はは~ん。
推測するに、この2~3年、極端な糖質摂取制限によって短期間で体重を落とすダイエット法が流行した結果、世間のみなさんも、うすうす感じはじめたからではないでしょうか。
「あれやった芸能人って結局、リバウンドしてるよね」
「あの方法って、痩せるっていうより、痩せこけるって感じで、不健康そう」
 そんな具合に。
そこでみなさんが求めはじめたのが、エキセントリックなやり方を提示するわけでもなく、あっという間にカッコいい身体になれることを保証するわけでもない……ただただまっとうで地道な方法・理論を提唱する本だった、と。 
時代が、やっと、この本の内容に追いついたのだ……と鼻息荒く書くと「それって、要するにタナボタってことじゃねぇの?」というツッコミが聞こえてきそうですが(苦笑)。ただ、出版社としては甘んじて受け入れるとしても、著者・岡田隆先生の著述内容が素晴らしいことに変わりはありません。
この本で提唱しているのは「カロリーの調整」「PFCバランスの調整」「カーディオエクササイズ」「HIIT」といった8つの基本方針を複合的に進める方法。脂肪を燃焼させつつ、筋肉量を落とさず、かつ、リバウンドを起こさないことに主眼を置いています。
その方法には「たったひとつ、これさえ守ればOK!」といったシンプルさはありません。


ただ、そこには、真実があるのです。 
                 
      ベースボール・マガジン社出版部 朝岡秀樹(NESTA-PFT)               

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