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2022-04-25

【アメフト】新生日大が春のオープン戦で専大に勝利。エースQBをめぐる争いに注目

オールラウンダーの金澤は、昨年の関東大学リーグのQBレイティング2位

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関東学生アメリカンフットボールの春季オープン戦がスタートし、日大グラウンドで日大―専大が無観客で行われ、33-7で日大が勝利した。

2月に就任した中村英敏新監督の下、新生フェニックスが羽ばたいた。この試合の目標は、全員参加とそれぞれの選手が前日に宣言した選手1人1人が掲げたテーマを全うすること。「そこに関しては、しっかり取り組んでくれた」と中村新監督は評価した。

そんな中で注目されるのがエースQBをめぐる争いだ。今の段階では、持ち味の異なる4人のQBが横一線だという。今シーズン、誰を軸に攻撃を組み立てるようになるのか。

先発したのは2年生の金澤壇。ランとパスを織り交ぜてゴール前に迫ると、スナップミスのピンチを見事なスクランブルで切り抜け、和田誠のタッチダウン(TD)ランで締めくくった。

第2Qに登場したのは3年生の勝又健。テンポよく攻め込んだが、TDのチャンスを潰してF Gで3点を加点した。

ポジションリーダーの勝又は総合力が評価されている
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第3Qにフィールドに立った3年生の加藤俊輔も攻め込みながら決めきれずFG。悪い流れになりかけていたが、第3Qから続いていた攻撃シリーズの第4Q最初のプレーでWR菅沼太一にT Dパスを通した。

その後、登場した2年生QBの藤津凛人は、持ち味の走力を生かし、スクランブルからエンドゾーンに飛び込み、TDランを決めた。

最後に登場したのは、日大鶴ヶ丘高から入ったルーキーの石上元輝。石上は駒場学園高からの1年生WR青木峻にT Dパスを通して、先発争いに名乗りを挙げた。

日大のQBといえば、日本を代表する選手がその重責を担ってきた。日本一を目指すチームがタイプの異なるQBを併用するのか、あるいはこの中の誰かを中心にチームを組み立てることになるのか、春のシーズンの見どころの1つとなる。

一発の輝きを見せる加藤。昨秋は流れを変える働きを見せた
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