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2022-07-16

【バレーボール】ネーションズリーグ予選で日本男子はどう戦ったのか。3年ぶりの日本開催は大盛況

セットカウント3ー1で勝利した初戦のオーストラリア戦

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【HEROE’S EYE】

7月4日公開練習の後、マスコミのインタビューに答える石川祐希キャプテン
7月4日公開練習の後、マスコミのインタビューに答える石川祐希キャプテン

「FIVBネーションズリーグ2022」男子予選ラウンドでの日本チームのHEROといえばやっぱり石川祐希キャプテン。昨年秋に開催された第21回アジア男子選手権大会でのプレーと今回の石川を比較すると、かなりの進化が見てとれた。昨年は腰痛に悩んでいたという噂も耳にしたが、今大会では「心技体とも確実にレベルアップしたな」というのが第一印象。石川のプレーを見るにつけ「やっぱりバレーは頭脳がものをいう競技だな」と思わずにはいられない大会であった。

 石川キャプテンが掲げていた今大会での目標は「ファイナルラウンドの出場権獲得」と「ファイナルラウンドでの1勝」。1つのミッションはクリアできたので、次のミッション「ファイナルラウンドでの1勝」に期待したい。

 また、ポーランドでの経験が確実にプラスになっていると感じたのが関田誠大のトスワーク。セッターの活躍はなかなか表に表れづらいが、効果的なミドルの使い方など、進化の跡を実感することができた。本人は「たかが1年ですよ」と謙遜していたが、されど1年だと思う。

 関田だけでなく、石川、西田、高橋藍など、海外を経験することでプレーだけでなくバレーに対する考え方を学び、彼らが各々リーダーシップを取ってチームをまとめている姿を目の当たりにして、次のオリンピック・フランス大会へ向けて、日本代表チームの大躍進を確信できた大会であった。

 がんばれニッポン!!

取材・文◎山路洋子

※本文中、選手名敬称略。高橋藍、高橋健太郎の「高」は本来は梯子ダカのタカです。
※記事および写真の無断転載&複製を禁止します。


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「VOLLEYBALL  HEROES」は2022年10月4日にリニューアルいたしました。今後はこちらのサイトでご覧ください。
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