「みんな飽きてんじゃないかって心配」KENTAが下田美馬の誤字を指摘しつつ“自伝ツアー”に危機感【週刊プロレス】

11日、新日本プロレス東金大会第4試合の8人タッグマッチにKENTAが出場。試合の勝負どころで自伝「足跡」を凶器にして介入を試みたが、棚橋弘至のスリングブレイドを食らうなどして場外に転落。このチャンスを生かされ、外道がハンマーロック・スープレックス・ホールドで沈んだ。

試合後のバックステージでKENTAは「一番身近で『足跡』感じてくれるの誰だと思う？ 下田さんだよ」と新日本プロレスのスタッフとして自伝の宣伝をサポートしている下田美馬さんについて言及。当然のように自伝をアピールしながら言葉は続く。

「ちょっと前に、下田さんが宣伝するためにツイートしたんだよ。したら、この『足跡』の“足”を、フット（Foot）じゃなくてレッグ（Leg）の方の難しい（漢字の方の）『脚跡』。そんなことある？ あんなに身近にいつも、何回も見てるだろ。見てるはずなのにまさかの、まさかのフットじゃなくてレッグ。そんなつもりでいたの？ オレたち、この『足跡』でずっとやってたろ？ そのつもりでやってたろ？ 下田さんだけこのレッグの『脚跡』だと思ってやってた。おかしいだろ？ あんだけやってたんだよ。あんだけ『あしあと』って、一番声出してくれてたのに、『あしあと』の字は、あの難しい方の字だったって。おかしいだろ？ オレが言いたかったのはそれだけ」

KENTAの言う通り下田さんは9月7日に「昨日会場入りした際 太ってるカメラマンさんに会った時『今日は脚⤴︎跡⤵︎大合唱よ』と言ったら彼は『僕が来たから負けてしまうかも』と言ったけど…勝ったのにリング上で『脚⤴︎跡⤵︎』大合唱出来なかったなんて（涙）」とツイートしている。直後に誤字についてお詫びしているのだが…。

ひとしきり下田さんの誤字について語った後、KENTAは「ウワサによるとこの（バックステージコメント）動画が流れるのってけっこう先だって聞いたから、たぶんこの動画が流れる頃まで、みんなこの時点でけっこうみんな飽きてんのに、この動画が流れるまでにみんなけっこう飽きてんじゃないかって心配だってこと…」と“自伝ツアー”に対する危機感を吐露。発売開始から積極的な宣伝もあり、G1シリーズ中は全国各地の書店で売り切れ続出。発売後2週間で重版決定と破竹の勢いを見せてきたが、さすがにそろそろ世間的に興味も薄れてしまっているのか!?　苦境に立たされたKENTAだが、自伝「足跡」255ページにはこんなことが書かれている。

「苦しみと楽しみはセットである。だから、今の状況を苦しいと思っている人がいたら、それは楽しみの前触れだと思って本気で立ち向かってほしい」

現在の苦境は楽しみの前触れになるはずだ。KENTA自伝「足跡」には山あり谷ありの日々を豊かに生き抜くための金言がいっぱい詰まっている。